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【緊急】あなたの歯科診療所のWEBサイトが
『危ないサイト』になる Vol.3

2018/3/9 デンタル〇〇デザイン

WebサイトSSL化の手順

次にWebサイトを実際にSSLする際の手順を見ていきますが、途中のプロセスはサーバー側の操作も必要であり少々ハードルが高く、これを全て自分で行うことは決してお勧めはしません。 業者さんと話をする際の参考資料としてご活用頂ければ幸いです。 ・Webサーバーの確認 現在使用しているWebサーバーがそもそもSSLに対応してなければどうしようもありません。 安価なレンタルサーバーでは非対応というケースも十分あり得ます。 ISP契約に付属しているWebサーバーでサイトを運用している場合は、まず対応していないと思ってよいでしょう。 この場合はサーバーの選定・引っ越しの検討から始めねばなりません。 ・CSR(要求証明書)の生成 サーバー側の操作により秘密キーとCSRを生成します。 操作方法はOSによりさまざまですが、よほどご興味がある方でない限り業者さんにお任せするのが無難です。 ちなみにこの過程で生成するCSRとは下記の様な文字列です。 ・必要書類の取りそろえ 認証局が求める書類を取りそろえます。 実印の押印、印鑑証明書などに加え、EVの場合は登記事項証明書の提出も求められます。 ・申請 多くの場合申請はオンラインでも済ませる事ができます 上記手順で生成したCSRもコピー&ペーストで送信します。 必要提出書類は別途郵送します。 ・審査 証明書の週類によってその場ですぐに発行されるケースもありますし、審査に数週間を要すケースもあります。 申請に不備がなければ間違いなく審査は通りますのでじっと待ちましょう。 ・サーバーへのインストール 証明書が無事に発行されたら、サーバー側にインストールし、WebサイトがHTTPSで動作するようWebサーバーの諸設定が必要です。 レンタルサーバーによっては分りやすい管理画面でこの手順の設定が可能なケースもありますが、これもやはり業者さんにお任せした方が無難です。 ・Webサイトへシールを掲載 証明書の種類によっては、WebサイトがSSL化されている事を明示するエンブレムシールが発行されるケースがあります。 必要に応じてWebサイトのページ内に表示します。 CMSの管理画面などで自らWebコンテンツを更新されている方は、ご自身での作業も可能かもしれません。 ・掲載各種印刷物の表記変更 URLが記載された名刺、診察券、封筒などの表記をhttps://に書き換える必要がありますが、証明書のインストール時に、従来通りのhttp://でアクセスすると勝手にhttps://にリダイレクトさせる設定して貰えば、印刷物を擦り増しするタイミング、作り替えるタイミングでも構わないでしょう。

最後に

2018年2月8日のGoogleの発表がどういう事で、歯科医院経営者として今後何をしなければならないかをざっとご説明いたしました。 確かに数年前からGoogleはSSL化されたサイトについては検索順位を決める際の評価を高める措置を採ってきた経緯があり、いつかは「全ての通信を暗号化」ということを目論んでいたフシがありました。 とかく流れが速いネットの世界では今日の常識が明日の非常識になることも珍しくはありません。 もしかしたらいずれSSL証明書もDVでは危険と判断されて警告の対象となる日が来るのかもしれません。 以上、少々不安をあおるような書き方をしてしまいましたが、この原稿を執筆時点では、内閣府をはじめとして多くの中央省庁の公式サイトでもSSL化はまだまだ進んでいません。 また、WebサイトをSSL化する手順はこれまでご説明した通りなのですが、実はWebサーバー側には非SSLつまりHTTPによる通信とは比べ物にならないほど大きな負荷がかかります。 HTTPでは閲覧者からのリクエストに対して一律に同じ情報を送り付ければよいのに対し、HTTPSでは閲覧者からのリクエストそれぞれを複雑な演算処理によるデータの暗号化を施した上で、閲覧者それぞれに個別対応で情報をやり取りする必要があります。 場合によっては莫大な設備投資が必要となるのもまた確かでして、サイトのSSL化に伴い、レンタルサーバーの契約プランの見直しを迫られるケースもあるかもしれません。 今回のGoogleの発表により「一番儲かるのは誰か?」そんなことをつい考えてしまいますが、現時点でSSL化されている歯科医院のWebサイトはまだ極少数です。 決して慌てる必要はなく、様子を見るというのも一つの戦略ではありますが、ある日突然患者さんから「先生のホームページがハッキングされているよ!」というような指摘をうけて慌てないための状況把握と心の準備はぜひ行っておきましょう。 Vol.1へ戻る
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