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【緊急】あなたの歯科診療所のWEBサイトが
『危ないサイト』になる Vol.1

2018/3/9 デンタル〇〇デザイン

2018年2月8日にGoogleが発表したWEBブラウザソフト「Google Chrome68」に関する話題が世間を騒がせています。
下記のニュースサイトはいずれもこのGoogleの発表を伝えているものです。
・「Google Chrome 68」ではすべてのHTTP接続サイトが“安全でない”サイト扱い
・「Chrome 68」から全HTTPサイトに警告表示へ-7月リリース
・Google「Chrome」ブラウザ、7月から全てのHTTPサイトをURLバーで「Not secure」と表示

HTTPとは?

いずれのニュースにもタイトルのHTTPという言葉がキーワードになっています。 まずはこの言葉からご説明しましょう。 Webサイトのアドレスを表記するURLと呼ばれる文字列の一番最初には、通信方式を示すhttp://というスキーム名がついています。 これは「ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコル」の略であり、主にWebサーバーWebブラウザの間の通信に使用されている通信方式の名称で、1991年にはその原型が公開されています。 1993年にこのプロトコルを利用する「NCSA Mosaic」というWebブラウザソフトが登場すると、この通信方式によるコンテンツ配信の手軽さが世界中の人々に受け入れられ、情報発信の手段として爆発的な広がりを見せました。 つまりWEBサイトを通じての情報発信が一気に広がったのです。 間違いなくインターネット普及の起爆剤となったプロトコルであり、HTTPなしには現在のようなSNSや通販サイトが市民権を得る事にはならなかったと言ってよいでしょう。 当初は公開情報を配信するだけのWEB通信でしたが、その活用が多様化する中で秘匿性が確保された通信のニーズが生まれてきます。 例えば通販サイトでやりとりされるクレジットカード情報は公開されるべき情報ではありません。 そんなニーズに応えてセキュアなHTTPを意味するHTTPSが1995年に登場しました。 HTTPSは通信の暗号化を担うSSL/TLSプロトコルを従来のHTTPと組み合わせた通信方式です。 「このサイトの通信はSSLで守られている」そんな売り文句を見聞きされた事のある方は多いと思いますが、HTTPSによるWebサイトのURLはhttps://から始まり、一般にSSLサイトとか、SSL化されたサイトというように呼ばれています。 SSL化されたWebサイトはブラウザのURLが表示される所に「鍵」のマークが表示される事から、金融機関や通販サイトにアクセスする際には「鍵のマーク確認する」。 ブラウザに鍵のマークが表示されていれば「そのサイトは安全」。 そんな認識が既に広く一般に浸透しています。

Googleの発表による波紋

ここまでHTTPとHTTPSについてご紹介してきましたが、この二つの方式は用途に合わせて選択するのがこれまでの常識でした。 情報を一方通行で公開する事が目的のWebサイトの場合、その通信をわざわざ暗号化するメリットはないからです。 多くの人に見てもらう情報を公開するためのWebサイトの場合、その通信を盗み見られても何も不都合はありません。 WebサイトをSSL化するには当然ながら様々なコストが発生します。 わざわざコストをかけて必要もない暗号化は行わない。 これは極当たり前の判断でして、大手銀行ですらTOPページをはじめとした情報公開のページはHTTPを採用し、ログインが必要な個人情報を扱うページのみHTTPSを採用しているのがこの原稿を執筆時点(2018年3月初旬)の状況です。 ところが、Googleはこうした現状を変革すべく、同社が開発・配布しているWebブラウザソフトGoogle Chrome68(2018年7月リリース予定)からは、HTTPによるWebサイトは一律に「安全ではないサイト」として扱い、Webブラウザ画面上に警告を表示させるというのです。 実際の警告表示がどの様になるかはまだ不明ですが、英語で「Not Secure」日本語では「保護されていません」になるのではないかとみられています。 いずれにしても多くの閲覧者がこのWebサイトは「安全ではない」つまり「危険だ」と感じ取ってしまうことは間違いありません。 このままですと多くの歯科医院のWebサイトが「危険なサイト」になってしまうのです。 Google Chromeの仕様がそのようになった後には、MicrosoftのEdgeやFireFox、SafariといったほかのWebブラウザソフトも追従することが予見されます。 歯科医院経営にとって今や欠かす事のできない広報媒体であるWebサイトです。 歯科医院のホームページを「危険なサイト」してしまわないためには何をどうすればよいのでしょうか? SSLについてはVol.2でより詳しくご説明いたします。 Vol.2へ
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