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口腔戦士デンタマンとは何者?モリタ本社ショールームで突撃インタビューしてみました。

口腔戦士デンタマンとは何者?モリタ本社ショールームで突撃インタビューしてみました。
口腔戦士デンタマンとは何者?モリタ本社ショールームで突撃インタビューしてみました。
皆さんは『デンタマン』をご存知ですか?
デンタマンは
「君の心に根管充填」
「さあ!歯磨きの時間だ」
を合言葉に、“歯医者嫌い”や“歯磨き嫌い”をなくすため日夜活動を続ける口腔戦士。
そんなデンタマンが、先日(株)モリタ本社ショールームに来てくれたので、デンタマン誕生の経緯や活動の目的、そして今後の展開など、デンタマンにお話を伺いました。

―― 本日はご来社いただきありがとうございます。
ついに念願の“生”デンタマンにお会いすることができました!

【口腔戦士デンタマンが株式会社モリタ 大阪ショールームにやって来た】

デンタマン:こちらこそありがとうございます。今日はYouTubeチャンネルの撮影のため、初めてモリタさんのショールームにお邪魔しました。歯科関係者向けのインタビューという事で、本日はデンタマン及び歯髄(中の人)としてお話をさせて頂きますね。 ―― さっそくですが、デンタマンが誕生した経緯からお聞かせください デンタマン:もともとは大学在学中に『子ども達の“歯医者嫌い”や“歯磨き嫌い”を払拭できる存在を作りたい』というアイデアからスタートしました。 最初は「ゆるキャラ」みたいなイメージを考えていましたが、その当時2014年ごろはいわゆる“ゆるキャラブーム”で全国にたくさんのゆるキャラが存在していました。それに加えて、新しくキャラを作ってみたとしても、簡単に存在が埋もれてしまうと思ったんです。そこで、時代を問わず子ども達に人気の等身大ヒーローを思いつき、大学の仲間3人で始めたのが最初のきっかけです。 ―― 2014年ですか?かなり以前から活動されていたんですね― デンタマン:その頃はキャラクターのデザインをカタチにした時点で満足してしまって、実際の製作までの一歩になかなか進まなかったんです。 ただ、「決めゼリフを考えよう」ということなってメンバーの一人が、 『君の心に根管充填』 という歯科関係者しか分からない、ニッチなキャッチフレーズを考え出したんです。気難しい歯科用語が親近感を感じるフレーズに変えられた瞬間でした。些細なきっかけでしたが、そこから活動が急に加速して、実際に作ることになったんです。

【口腔戦士デンタマンへの特別指令!【その1】チェアユニット「T300」を探せ!】

―― 最初から今のようなビジュアルだったのでしょうか デンタマン:いいえ。当初は予算の関係上ヘルメットだけの製作でした。作りも甘いうえに、歯磨きの指導をしやすいように口元を見せていたんです。でも口元を見せてしまうと人間味がありすぎて、「ちょっと違うな」ということで市販のマスクを付けてみたり、全身のスーツを作った後も、足元を市販のサンダルで代用したりと、学生ということもあり、限られた予算内で精一杯取り組んでいました。 ―― なるほど… そんなスタートから始まったのですね デンタマン:その後、マスクをやめて口元を造形したシールドでカバーするようになったのですが、しょせん初代のツギハギだったので、あいかわらず微妙な感じの見た目が続きました。 現在の仕様になったのは昨年(2022年)9月頃です。大学院生となった事で、「本格的に活動していこう」ということで乳歯から永久歯へ生え替わり、つまり現在のスーツにバージョンアップする事になりました。 ―― デンタマンのコンセプトとはどんなものなのでしょう デンタマン:スーツのモチーフは子供達が少しでも歯科治療に親近感を持ってもらえる様に関連する色やデザインを中心に取り入れています。 全体的には白衣をイメージしていますが、頭や胸など至る所に歯をモチーフにしたデザインを落とし込み、特に特徴的な個性として頭が歯の形をしている事で、初めてデンタマンを見た人にも歯科のヒーローと認知しやすい様に工夫しました。 デンタマンのほか、運営全般を歯髄(中の人)が担当していますが、ヒーローショーの音源や、特撮やアニメーションの知識、運営を手伝ってもらっている友人達とお互いに意見を交換をしながら運営しています。

【口腔戦士デンタマンへの特別指令!【その2】実物のチェアユニット「T300」を体感せよ!】

―― 活動の目的についてお聞かせください デンタマン:『子ども達の“歯医者嫌い”や“歯磨き嫌い”をなくす』という、立ち上げの時からの目的は変わっていません。歯磨きだけに留まらず、歯科治療が「未知数で何だか怖いもの」から「見た事があって何だかカッコいいもの」に変えられたらと思っています。またコンテンツを通して、今までの“歯医者嫌い”や“歯磨き嫌い”などの否定的だった気持ちが、少しでも好きな方向に向いてくればとても嬉しいですね。 ―― 歯科における本格的な活動は今年4月に開催された「近畿デンタルショー」からと伺いました デンタマン:ええ、そうです。新スーツの完成間際に近畿デンタルショーの事務局様に、直接こちらから出演をお願いしにいきました。直接デンタマンの歯冠(ヘルメット)を持参して「何かお手伝いできることがあれば」とプレゼンしたんです。その結果、快く受け入れてくださいました。これが歯科業界の方々と本格的な接点を持てた最初です。 ―― 「近畿デンタルショー」での反応や手応えはいかがでしたか デンタマン:今までSNSで存在を知って頂いてる方以外にも、初めてデンタマンの存在を知った方々にも興味を持って頂き記念撮影をしたりと、とても好評を頂けた様で「歯科関係者の皆様にデンタマンを受け入れて貰えた」とメンバーで喜んだ瞬間でした。おかげでこのYouTubeチャンネルの方々の目にとまって、こうしてコラボの機会をいただけましたし、これを機に歯科医院や歯科医師会のイベントへの出演依頼が来るようになりましたね。 ―― 歯科医院のイベントではどんなことをされていますか デンタマン:今は写真撮影会や講演に出演したりする事が基本的に多いでしょうか。体を動かすヒーローらしいアクションやショーは試行錯誤の段階です。活動以外の普段の生活では、5倍速コントラ以外の重たい物を持つ事があまりないので、体はエナメル質ぐらい硬いのが課題です。今後は歯科医院のほかに一般イベントの参入や、幼稚園や保育園などの施設を訪問して歯磨き指導など独立したコンテンツを積極的に行おうと計画中です。 ―― デンタマンが解決できることは具体的にどんなことでしょう デンタマン:歯医者は子ども達から苦手意識を持たれているイメージが強いですよね。それを少しでも和らげ、軽減できることができればと思っています。イベントで最初にデンタマンを見ると少し驚いて怖がる子供もいますが、少しずつ興味を持ってくれて、歯や歯磨きの大切さを分かりやすく話すと「分かった!」とみんな理解してくれます。先日、保護者のお母さんから「イベントの後帰ったら自分から歯ブラシを持ってきて歯磨きしてくれました」と感謝のメッセージをいただき、メンバーで「やってよかった」と大喜びしました。 キャッチフレーズの 「君の心に根管充填」 は歯科関係者の方にしか響きませんから、一般の方に向けて 「さあ!歯磨きの時間だ」 という新しいフレーズの二つの合言葉に今後も活動を続けていきたいと思っています。

【口腔戦士デンタマンと一緒に北海道デンタルショーでコラボ企画会開催します。「さあ、歯磨きの時間だ!」】

―― デンタマンの今後の展開についてはお聞かせください デンタマン:有り難い事に北海道デンタルショーやワールドデンタルショーなど出演の機会をMORITAさんに頂き、より多くの歯科関係者の皆様にデンタマンという存在を認知して頂きました。今後は動画で歯磨きの方法を指導するようなことにもチャレンジしていきたいですし、歯磨きだけでなく歯科治療にもテーマを広げていきたいです。あと、デンタマン以外にも敵キャラクターの「ミュータンスくん」が新しく参入して活動の幅が増やしたり、いろんな展開を考えています。

【北海道デンタルショー2023 口腔戦士デンタマン コラボ企画】

北海道デンタルショー2023で口腔戦士デンタマンと認知度対決してきました。

【ワールドデンタルショー2023 口腔戦士デンタマン コラボ企画】

Dental Life Design&口腔戦士デンタマン コラボ企画 ワールドデンタルショー 日本国際歯科大会2023 来場者インタビュー
―― お話ありがとうございます。今後の活躍を期待しています! (了)

著者デンタマン

歯科医師

デンタマン

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