サイナスフロアエレベーションを安心・安全に行うための必携書! サイナスフロアエレベーションアルティメットガイド 安全確実に上顎洞底挙上術を成功させるための診断と術式
菅井敏郎・監著 阿部伸一/荒木康智/國弘幸伸/十河基文/ 中田光太郎・著 クインテッセンス出版 問合先 03-5842-2272(営業部) 定価 15,400円(本体14,000円+税10%)・160頁 評 者 山﨑長郎 (東京都・原宿デンタルオフィス) 本書『サイナスフロアエレベーションアルティメットガイド』の読後、監著者である菅井敏郎先生に、初めて原宿デンタルオフィスでサイナスサージェリーのライブオペをお願いした29年前のことが、まるで昨日のように思い出された。 さて、今回のサイナスサージェリーの書籍は、従来に出版されたものとは一線を画している。その最大の理由は、基本的なサイナスの解剖・病理、そして耳鼻科との密な連携がしっかりと解説されている点である。もちろん実際の臨床術式も順序立てて詳細に説明されている。この書籍からは「基礎をしっかり理解してサージェリーに臨むべきである」そして「手術に対しては慎重でなければならない」というメッセージがひしひしと伝わってくる。 各章の特徴および筆者の考えるポイントを簡単に説明したい。 Chapter1:サイナスフロアエレベーションに必要な口腔解剖学の知識 上顎洞に関する神経と脈管および粘膜の分布、そしてその役割などがイラストと図説により詳細に網羅されている。このような基本的な解剖学をしっかり理解しないと、大きな失敗につながる危険性がある。 Chapter2:サイナスフロアエレベーションを行うにあたって知っておきたい耳鼻咽喉科の知識 従来の書籍ではあまり言及されていない重要な基本事項であり、外科手術に携わる者は必ず知っておくべき知識が整理されている。耳鼻科医との連携も視野に入れなければならない症例も多々あるため、理解を深めておかねばならない。 Chapter3:CTによる診断の基礎と臨床への応用 CTがあるからといって正しい診断ができるとは限らない。サイナスサージェリーの診断のポイントとなる自然孔や後歯槽動脈などを診るためのCT活用術を学ぶことができる。 Chapter4:サイナスフロアエレベーションをより安全に行うための難易度分類 術者目線に立ち、手術難度がCT画像に基づいて分類・解説され、術中において鑑別診断ができるようになっている。 Chapter5、6:ラテラルウインドウテクニック、クレスタルアプローチ 代表的なアプローチである2つの術式について詳細にStep by Stepを説明し、それぞれの特徴とポイントを対比させながら選択基準を明確に示している。 Chapter7:サイナスフロアエレベーションにおけるトラブルシューティング 最後の章では術中、術後に起こりうるトラブルについて多数の症例からソリューションを解説している。この章があることにより何かが起こっても対応が可能になる。 以上、興味深い7章により本書は構成され、読み手を引きずり込んでいる。読み方は自由だが、本書をしっかり理解することでサイナスサージェリーでの失敗が未然に防がれ、安全確実な治療が行われるようになることを期待している。包括的な歯科治療を実践してきた著者ならではの矯正歯科臨床ガイド! GPのための矯正歯科臨床ガイドブック 成人矯正歯科臨床から学ぶ基礎とテクニック
米澤大地・著 クインテッセンス出版 問合先 03-5842-2272(営業部) 定価 17,600円(本体16,000円+税10%)・248頁 評 者 吉田教明 (長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻歯科矯正学分野) 米澤大地先生が、2015年の『「圧下」のための歯科矯正用アンカースクリューテクニック 挺出歯と咬合平面の自由自在なコントロール』(小社刊)と2019年の部分矯正書籍に続き、満を持してこの『GPのための矯正歯科臨床ガイドブック』を上梓された。今回は部分矯正治療ではなく、全顎矯正治療のテキストブックである。本書を一読した最初の感想は、実に軽快に、そして難なく最後のページまで読み進めることができたというものである。多くの症例写真やイラストが挿入されており、図を見ただけで理解できるような工夫がなされている。これは、これまで著者が一般歯科医(GP)として矯正歯科治療を極めるなかで、臨床現場で多くの疑問を抱え、それぞれの疑問に対する解を見いだしてきた経験の集大成がここに詰め込まれたからに他ならない。 本書は、成人矯正歯科治療の基礎知識から始まり、診断と分析、矯正器具の使い方と選択、AngleⅠ級、Ⅱ級、Ⅲ級と不正咬合別の治療メカニクスを中心に、実際の治療の流れやポイントについてわかりやすく述べられている。特にエッジワイズ法に用いられる器具や材料、ブラケットポジショニング、ワイヤーベンディングに至るまで著者ならではのテクニックや勘どころが図解されており、これから矯正歯科治療を学ぼうとする一般歯科医に役立つガイドブックとなっている。本書のもっとも傑出している点は、随所に「Point!」欄が挿入されており、一般歯科医が矯正歯科治療に関わる際に熟知しておくべきclinical hintが詳細に解説されているところである。また、各所に興味深い内容のコラム欄が散りばめられ、読書中の気分転換となっているところも心憎い。 歯周治療、補綴治療、インプラント治療、矯正歯科治療を包括したトータル歯科治療を実践する著者ゆえに、歯列形態の改善にのみ目を向けられがちな矯正歯科治療に咬合の概念を取り入れ、補綴学的治療ゴールに言及している点も見逃せない。この点で本書は、一般歯科医のみならず矯正専門医にとっても日常臨床の糧となりうるであろう。ストレートワイヤーアプライアンス(SWA)を開発したアンドリュースが提唱した「正常咬合の6つの鍵(1.上下顎歯列弓間の関係、2.歯冠のアンギュレーション、3.歯冠のインクリネーション、4.歯冠のローテーション、5.緊密な歯冠接触、6.Spee湾曲)」についても図解とともにわかりやすく解説されており、矯正学的治療ゴールを、補綴治療の精度をもって完成させようとする著者のこだわりが感じられる。そして、インプラントをベースとした補綴歯科治療と矯正歯科治療の二刀流の匠である著者ならではの、渾身の書といえよう。 本書は、歯周、補綴、インプラントを中心とした包括的歯科治療を目指すために矯正歯科治療を取り入れようとする一般歯科医にとって必携の書となるものと思う。ホワイトニングのバイブルとして手元に置いていただきたい1冊 新装版 ホワイトニングコンサルテーション 患者啓発用ガイドブック&コンサルティング・マニュアルブック
飯田吉郎・著 クインテッセンス出版 問合先 03-5842-2272(営業部) 定価 12,100円(本体11,000円+税10%)・ 総72頁(2冊セット) 評 者 栗林研治 (千葉県・栗林歯科医院) 本書は、MID-Gの先輩である飯田吉郎先生が、2006年に出版された初版を新装し再刊行した書籍である。患者向けの「ホワイトニングデビューしたいあなたに」と、医療従事者向けの「コンサルティング・マニュアルブック」の2冊からなっており、どちらも非常に簡潔にまとめられている。 「ホワイトニングのシステムを院内で構築する際に、どのセミナーを受講したらよいのか?」、また、「セミナー開催場所が遠方で参加が難しい」という声をよく聞く。本書は、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手や受付など、誰が読んでもわかりやすく記載されており、日本全国どこにいても、いつでも歯科医院内での共通理解が得られやすい。また、患者への情報提供の仕方まで載っているので非常に有用性が高い。 ここで、本書を読んだ自院の歯科衛生士の感想を読者の皆さんと共有したい。 1 ホワイトニングを患者に勧める意識の持ち方が理解できた 2 コンプレックスタイプの患者への対応方法が理解できた 3 料金説明の仕方が理解できた 4 どのように症例写真を撮り、患者への説明資料とするかがわかった 5 ホワイトニング中の知覚過敏症患者への対応方法を理解できた 6 シェードガイドの使い方を理解できた 7 ホワイトニングからメインテナンスへとつなげる方法を理解できた 8 う蝕や歯周病とホワイトニングの関係が理解できた 9 クリーニングとホワイトニングの本当の違いが理解できた 10 ホワイトニングに対しての良いイメージを、短い時間で患者に持たせてあげられるかが理解できた 11 コンサルテーション時の言葉遣いを理解できた 本書では、“なぜ”を中心に、“どのように”診療を行うかが細かく書かれている。この“なぜ”が、“どのように”へとつながることで、臨床とエビデンスが結びつきやすく、新卒からベテランの歯科衛生士まで、非常に勉強になったようだ。これらの感想を読む限り、ホワイトニングの処置を行ううえでの基礎は、本書で十分に、理解できていると感じた。 経営者の視点から少しお話しさせていただくと、スタッフが理解した次は、ホワイトニングを患者に施術しないと意味がないと考えている。そのためには、患者説明用資料を作ることが必要不可欠である。本書は、医療従事者用と患者用の2冊セットとなっているので、患者用の書籍をそのまま待合室に置いてもよいし、患者説明用の資料作りに使用してもよい。 新型コロナウィルス感染症も収束をみせており、そろそろマスク生活にも終わりが見えてきた。今後、さらにホワイトニングへの患者の欲求が高まると予測している。ホワイトニングのバイブルとして、ぜひ手元に置いておいていただきたい1冊である。かかりつけ歯科医にこそ読んでほしい「プレオルソ」の超実践的症例集! 続・プレオルソで子どもの歯ならびを治す! 機能的マウスピース矯正装置の使い方
大塚 淳/牧野正志・監著 大内仁守/来田里衣子/椎名康雅/ 田代芳之/冨井明子/中村好一/ 松井恭子/吉野智一・著 クインテッセンス出版 問合先 03-5842-2272(営業部) 定価 8,800円(本体8,000円+税10%)・120頁 評 者 岡崎好秀 (国立モンゴル医学科学大学客員教授) 「プレオルソで治す 歯ならび&口呼吸」(2017年)に続き、大塚 淳先生・牧野正志先生監著の「続・プレオルソで子どもの歯ならびを治す!」が新たに刊行された。大塚先生は長年にわたりプレオルソ装置を用いて、早期からの矯正治療を勧めてきた。おかげで矯正治療が単純化され、一般臨床家への門戸が広がった。さらに大切なのは、もっともその恩恵を受けているのは“患者”であることだ。本書では、多数の臨床例を豊富な写真を用いて、時系列的にまとめている。数ページめくるだけで、長期間の経過を簡単にイメージでき、よき指針となる。一般臨床家にとっては、ありがたい一冊である。 ここで小児歯科医の立場から、早期矯正の重要性を認識した経験について述べる。1990年頃、岡山大学歯学部小児歯科の診療室での出来事である。不正咬合のため矯正科に紹介した時、保護者から「長年定期健診に通ってきたのに、どうして歯ならびが悪くなったのですか?」と質問を受けた。当時、う蝕治療は小児歯科、不正咬合は矯正科へという流れであった。しかし振り返ると、保護者の話は当然のことだと思う。 小児歯科の下野勉教授(当時)は、全医局員に各市町村での歯科保健管理を義務化していた。評者も某地域で毎年約3,000名の保育園児・幼稚園児・小中学生の歯科健診に従事していた。1990年代中頃から乳歯う蝕が減り始め、その波は次第に児童・生徒期に達した。このままう蝕が減少したら、小児歯科医に求められるものは何だろうと自問自答していた。そこで目につくのが、小学校高学年の不正咬合の増加であった。しかし低学年を診ると、不正はまだ捻転などのわずかなひずみにすぎない。この時点では矯正科では観察しましょうといわれる。このまま放置するとひずみが拡大し続ける。不正咬合は見た目だけの問題ではない。不潔域が増え歯の寿命が短くなることを暗示している。このような状況で、悶々としていたのは評者ばかりではないだろう。 1995年頃、大塚先生が医局会で話した内容に驚いた。多くの矯正専門医は、Ⅱ期治療を前提としてⅠ期治療の話をする。しかし先生はⅠ期治療について熱く語られる。「矯正治療には、大きな目標が二つある。第一は、前歯部をきれいに並べること。次が全顎的な治療である。一般臨床家の先生には、Ⅰ期治療を優先していただきたい。なぜなら矯正専門医の初診は、不正咬合をもつ患者である。しかしファミリーデンティストは、低年齢から診られるので、不正に早く気がつき対処できる」矯正専門医から、このような話を聞けるとは思わなかった。その後、先生はプレオルソ装置を考案された。もちろん、本装置単独ですべてが解決するわけではない。そこで本書ではMFTや他の装置との併用についても述べている。 今や、定期健診はう蝕や歯周病の予防のみならず、咬合育成も同時に行う時代に突入したのである。保険義歯の臨床指針と請求ルールがこの1冊でわかる! 返戻・査定を防ぐ 指導に備える保険の有床義歯 臨床&請求 虎の巻 算定項目別によくわかる!
佐藤浩史/戸田 聡/大泉 誠・編著 伊藤淳二/髙草木謙介/長山富治/ 和田淳一郎・著 クインテッセンス出版 問合先 03-5842-2272(営業部) 定価 6,600円(本体6,000円+税10%)・136頁 評 者 小笠原浩一 (東京都・ヴィナシスデンタルクリニック) 小生が歯科医師になった40年前は、欠損補綴のファーストチョイスはブリッジで、セカンドチョイスは有床義歯であった。しかし、現在では欠損補綴のファーストチョイスはインプラントになりつつあるのではないだろうか? ただし、インプラントは自費診療となり高額な費用が必要で、誰もが受けられる治療ではないし、すべての欠損に適応できるわけでもない。したがって、運動が功を奏し総義歯や多数歯欠損が減少しているとはいえ、有床義歯による補綴が必要であることに変わりはない。しかしながら、大学等で教えているのはいわゆる金属床に関することが主で、保険で製作するレジン床に関することはあまり教えられていなかったのではないかと思われる。そこで保険で製作するレジン床にターゲットを絞り、その基礎知識から臨床の実際、請求までの一連の流れをすべて網羅して、わかりやすくていねいに説明しているのが本書である。 本書は2つの章からなっている。まず第1章「保険の有床義歯の基礎知識」では、部分床義歯と総義歯のそれぞれの特徴、そして製作にあたっての設計の原則、臨床に際しての一連の手順などが解説されている。しかも技工指示書の記入やカルテの記載まで、懇切ていねいに例を示して説明している。 第2章「押さえておきたい臨床&請求のポイント」では、保険請求の算定項目別に説明されている。まず補綴時診断料の項では、補綴をする際にもっとも重要な診断にかかわる具体的内容、治療計画の立案等について具体例を示しつつ解説していて、保険算定上の注意事項も詳細に説明している。続いて、義歯製作の流れに沿って印象採得、咬合採得などについて、臨床上知っておくべき知識や術式などを解説している。顎運動関連検査、有床義歯咀嚼機能検査などについても詳細に解説されている。そして、クラスプ、バー、隙、義歯装着、即時義歯、有床義歯修理、新製有床義歯管理料&歯科口腔リハビリテーション料1、有床義歯床下粘膜調整処置、有床義歯内面適合法などの項があり、有床義歯の製作にかかわるすべての項目について、臨床上の知識、術式、保険算定上の注意事項などの詳細な解説がされている。すなわち、この1冊だけで保険での義歯製作のエッセンスが得られてしまうといっても過言ではないであろう。加えて、歯周治療用装置(床義歯形態のもの)についての項もあり、また、最近新規に保険導入された磁性アタッチメントについても詳細な解説がされている。 本書はクインテッセンス出版刊『歯科保険請求』の編集に携わり、補綴出身で保険に精通している開業の先生方と、東京医科歯科大学義歯補綴部門の先生方により編集され、有床義歯に関する知識や保険請求にかかわる事項がほぼすべて記載されている。義歯の診療や保険請求に自信のない先生のみならず、ベテランの先生にもお勧めできる1冊である。OJ発足20周年に刊行された、インプラント治療の歴史が詰まった1冊 別冊QDI 伝統がもたらす革新 ─我々は何を学び何をすべきか─
瀧野裕行・監修 松井徳雄/梅津清隆/岡田素平太/白鳥清人/寺本昌司/中川雅裕/藤波 淳・編 クインテッセンス出版 問合先 03-5842-2272(営業部) 定価 7,040円(本体6,400円+税10%)・206頁 評 者 本多正明 (大阪府・本多歯科医院) 「今、インプラント治療を考える」と題した『別冊QDI オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン 1stミーティング抄録集』(岡田隆夫・編)を側に置き、本スタディクラブが20年間歩んできた道を思い起こしながら、本書の書評を書いている。2002年5月18日(土)、19日(日)に東京・笹川記念会館で開催された1stミーティングが懐かしく思い出される。 オッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・ジャパン(以下、OJ)の生みの親であるオッセオインテグレイション・スタディクラブ・オブ・サザンカリフォルニア(以下、OSCSC)は、1986年に設立された。そして、OSCSCのリーダーである南カリフォルニア大学(USC)の補綴学教授であったRoy Yanase氏と設立メンバーたちが、米国におけるインプラント治療の臨床と教育をリードしてきたと思われる。 このOSCSCのリーダーたちとPer-Ingvar Brånemark氏から直接指導を受けた小宮山彌太郎氏と、「クラブ22」の岡田隆夫氏を中心にした有志のメンバー、そして米国在住の歯科技工士の山下恒彦氏らの尽力によってOJをスタートさせる準備が始まり、2002年5月に1stミーティングを開催することができた。 開催までの準備期間に岡田氏と準備に携わった主要メンバーがもっとも苦労したのは、OJをファウンダーとして陰で支えてもらいたい先生がたの協力を得ることであった。インプラントシステムの垣根を乗り越え、また、各スタディクラブの歯科臨床に対する考えかたの違いを乗り越え、OJ発展のために尽力してもらうことであった。そのために、故・筒井昌秀氏と評者が、会長の岡田氏を後で支えるべく、1stミーティングの開催までの間は副会長の立場にてその任務を果たし、大会終了後はそれぞれファウンダーに戻ったのである。 本書はその初期に会長を務めた宮本泰和先生、木原敏裕先生の講演をはじめ、ライフステージを考慮したインプラント治療、無歯顎患者へのアプローチ、審美領域におけるインプラント治療の長期予後をテーマとする3つのシンポジウム、会員発表、正会員コンテストなどが収録されている。 この20年間、OJが順調に歩んできたかというと、多くの問題に直面してきたのが実際のところである。一時は、本会が存続できるかどうかといった時期もあった。しかし、今日まで歴代の会長がリーダーとして苦難に立ち向かいその歴史を作ってきてくれた。ここに感謝したい。 これからのインプラント治療は、欠損歯列になった原因の究明と、病態の検査を慎重に行い、総合診断に基づいて治療計画を立案することはもちろん、包括的なアプローチによってLongevityのあることが求められる。そして、それにより患者のQOL(Quality of Life)に役立つ方向へOJが進んでいくことを願っている。