Dental Life Design

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新・AppleのすすめVol1.
〜歯科医療従事者のためのデジタル活用指南〜

2018/6/5 デンタル〇〇デザイン

▼はじめに

今、歯科においてデジタルの波が押し寄せてきています。 そんな中、私と同世代の歯科医師の中に「自分はアナログだから、デジタルについていけない。」とギブアップする人を多く見受けます。 しかし、我々の身の回りには多くのデジタル器機があふれ、それらなしでは生活ができなくなっています。 まず、日常でデジタル機器を使いこなし、デジタルへの苦手意識を払拭し、仕事においてもデジタルを活用できるようになっていただけたらと想い、連載を始めさせていただきます。 ※2017年新聞クイントで連載されていた「Appleのすすめ」の内容をより掘り下げて歯科におけるデジタル活用を解説してゆきます。

▼デジタルの本質

私は、昭和40年(1965年)生まれの53才です。 半世紀生きてきて、アナログからデジタルに置き換わるのを何度となく目撃してきました。 レコードがCDに、カセットテープがMDに、フィルムカメラがデジタルカメラにといったように身の回りの機器がアナログからデジタルに置き換わってきました。(図1) デジタルは、コンパクトで場所を取らず、使用とともに劣化しない。 そして、最新の機器であり、簡単で便利だと聞かされて、レコードプレーヤーをCDプレーヤーに、レコード盤をCDに買い替えました。 しかし、本当に便利になったのでしょうか? CDが発売された当時、パーソナルコンピューター(PC)、インターネットはなく、CDプレーヤーで再生するだけで、レコードを再生しているのと大して変わっておらず、今思えば、何が便利になったのかよく分かりません。 高性能のオーディオセットでレコード盤を再生して聞いた方が、CDよりもはるかに豊かでいい音を楽しむことができました。 私はこのような機器のデジタル化をDigital1.0と呼んでいます。 Digital1.0は、機器がアナログからデジタルに置き換わるだけで、やっていることはアナログと変わりません。 よく耳にするデジタル化は、ほとんどがこのDigital1.0で、メーカーが機器の買い替えを促進させようとしているように感じます。 (高価な機器なので、もちろん便利にはなっています。) アナログはモノそのものであり、レコード盤は複製できません。 使えば使っただけ劣化します。 どこかに届けようとしたら、輸送しなければなりません。 デジタルは0と1で成り立つデータなので、CDは複製が容易で、劣化しません。 インターネットを介すれば、一瞬で地球の裏側に送ることができます。 今ならば、CDをPCのCDドライブに入れて音楽を聴こうとすれば、インターネットから、アルバム名、曲名、歌詞を自動的に取得し、表示されます。 このように今までとやっていることは同じなのに、デジタルをうまく組み込むことによって、アナログとは比べものにならないくらい便利になるのが、真のデジタル化なのです。 これを機器のデジタル化であるDigital1.0と区別して、私はDigital2.0と呼んでいます。 (図2) 歯科におけるデジタル化はどうでしょうか? デジタルレントゲンは、Digital1.0です。 CT、口腔内スキャナーを単独で使うなら、Digital1.0です。 しかし、CTと口腔内スキャナーから得られるデータ(DICOMとSTL)を重ねて、インプラントのガイドを作製するのは、Digital2.0となります。 今後、Digita2.0的なデジタルの活用が増えてきます。 どの機器なら何ができるのかを確認した上での購入が重要になってきます。 デジタル機器の導入は高額な投資となり、医院経営を左右することになりかねません。

▼デジタルに弱い?

人は0と1で成り立つデータではないので、デジタルではなく、アナログです。 「自分はアナログだから」というのは、デジタルを使いこなせないことに対する「いいわけ」にはなりません。 デジタルに強いとか弱いとかではなく、使いにくいデジタル機器を触って、苦手意識ができてしまったのだと思います。 かつて、Windows95を搭載したPCが発売された時、老若男女問わずあらゆる人たちが、Windows PCを購入しました。(図3) PCは、一つであらゆることに使える多機能な道具なので、いろんなことができるのではと期待していました。(図4) しかし、お絵かきソフトを使っても優れた画家になれないことに気づくのに、時間はかかりませんでした。 そして、PCで何かをするよりも、手を動かした方が早くできてしまうので、自分はPCに不向きだと感じて、敬遠するようになったのではないでしょうか? 私は、そんなあなたにAppleデバイスをお勧めします! ※Apple、Appleのロゴ、Mac、iPod、iPhone、iPad、iPad Pro、iMac、MacBook Pro、Apple Pencilは、米国および他国のApple Inc.の登録商標または商標です。 iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。 iCloudは、Apple Inc.のサービスマークです。