【質問】患者さんから治療終了後に、「治療内容に納得がいかないからかかった治療費を返してほしい」と、治療費の返金を要求されました。 返金に応じる必要はあるのでしょうか? 【回答】この場合、争点は提供する治療の水準・内容により治療費の返還義務が生じるかどうかという点になりますが、原則、治療費を返還する義務はありません。 なぜなら、治療費は診療の対価であり、提供する医療水準は、その時期における臨床レベルで行われる医療を提供すれば足りるとされているからです。 ただ、こういったケースを想定して、この様な事態にならないように、あらかじめドクターから治療の内容と治療費の概算を伝えることが大事です。 今では「インフォームドコンセント」も重要な治療の一環と考えられており、治療費の説明も患者さんとコミュニケーションを取る良い機会です。 治療の内容や金額を丁寧に説明することで、患者さんとしても安心して治療を受けることが出来ます。 それにより、トラブルを未然に防ぐとともに信頼関係の構築につながり、ひいては貴院の評判向上へと繋がるものです。 十分なコミュニケーションを取って、患者さんにご満足いただける治療を心掛けてください。
著者税理士法人今仲清事務所
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上:是洞健(これとうたけし)
左:清水麻聖(しみずまさと)
右:吉川知宏(よしかわともひろ)
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