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ウェブマーケティングのプロに聞く!
ネットを活用した集客の極意
〜その①LINE@の活用編〜

2020/3/4 歯科医院経営

歯科医院を新しく開業した、また最近患者さんの数が減ってきた・・・となると、集客する必要が出てきますよね。 

そんなとき、集客の手段としてよく使われるのが「Web」。普通Webと聞くと「ホームページを作るのでは?」「でもそれはすごく手間がかかりそう」というイメージを持つかもしれません。
しかし、今ではホームページを作るだけではなかなか効果が出ないもの。実はWebでの集客はホームページ以外にも、効率的な方法があります。 

そんなWeb集客の方法の1つに、皆さんが使ったことがある「LINE」があるのだとか。
そこで今回は、株式会社ケイ・ブリッジ代表取締役CEOの金井弘一朗さんにLINE@(LINE公式アカウント)の活用方法について話を聞きました。 

LINE@とは何か

インタビュアー まず、LINE@って初めて聞いた方もいるかもしれませんので、LINE@はどんなものなのか教えていただけますか? 金井 はい、LINE@を一言でいうと【ビジネス用のLINE】です。 LINE自体のユーザー数は現在6800万人にのぼりますが、やはり登録している人の多さや1対1でのメッセージ、タイムラインなど皆さんが使ったことがある機能が多いですよね。 そのLINEにビジネスで使える機能を加えたサービスが、LINE@です。 引用:LINE公式アカウント - LINEforBusiness インタビュアー LINEと比べて、LINE@だけでできることってあるんですか? 金井 LINE@では例えば、アカウントを登録してくれているユーザーへ一斉にメッセージを送ることができます。 そうすると、届いた私たちにとっても、通知が来たらつい開いてしまいますよね。 そのため、リスティング広告などよりも自然に、確実に情報を届けることが可能です。 インタビュアー なるほど、確かに私たちユーザーにとって身近なLINEで情報が届くと受け入れやすいかもしれませんね。 金井 LINE@ではさらに、一斉メッセージを送る際に年齢・地域・性別などのデータごとに分けて配信することもできます。 もちろん、通常のLINEのように1対1でのやりとりもできるので、一斉にお知らせしたいときは前者、質問や予約などの連絡は後者という風に使い分けることもできるでしょう。 個人のLINEアカウントから患者さんへお知らせなどの配信を行っている歯科医師さんもいらっしゃいますが、歯科医院の集客においてはビジネス用のLINE@を使うのをおすすめします。 ※2020年2月29日をもってLINE@は終了し、「LINE公式アカウント」にすべて統合・移行されます。 機能は引き続き「LINE公式アカウント」で使用できます。

LINE@を使ってできること

インタビュアー メッセージの一斉配信のほかに、LINE@では何ができるんですか? 金井 まず、LINE@ではクーポンやキャンペーン情報をお送りすることができます。 例えばチラシでクーポンや特典券などを配布した場合、持ってくるのを忘れてしまった・・・という患者さんもいますよね。 LINE@で配信されたクーポンなら、スマホがあれば使えるので患者さんにとっても楽でかつ使いやすくなります。 しかも実際にクーポンがどれだけ使われているのかを計測することができるので、改善案を出して歯科医院経営に活かすことも可能です! 引用:LINE公式アカウント - LINEforBusiness インタビュアー 確かに、スマホでクーポンを使うことができたら便利ですよね。 データが取れる点は歯科医院にとってかなりプラスになる気がします。 引用:LINE@ - AppStore 金井 あとは、ショップカードという、ポイントカードのようなものを作ることもできます。 10回来院するごとに1回割引が使える・歯ブラシプレゼントなど特典や機能の設定も簡単に行うことができます。 引用:LINE公式アカウント - LINEforBusiness 金井 SEOやGoogleマイビジネスの対策が【新規患者さんの集客】を強みとしているのに対し、LINE@は【リピーター患者さんを増やす集客】に向いているといえるでしょう。

歯科医院でのLINE@の使い方

インタビュアー 歯科医院にとって、どうやったら自分の医院に来てもらえるのか、というのは非常に重要な課題です。 歯科医院の集客にLINE@を使うとしたら、具体的にどのような使い方が有効でしょうか? 金井 歯の定期健診のお知らせは、まさにLINE@のメッセージ一斉送信機能との相性が良いのではないでしょうか。 前回ご来院いただいた日を登録した後に、気づいたら半年や1年過ぎてしまっていた・・・なんてこともありますよね。 LINE@では友達登録してくださった患者さんをリストに分けることが可能なので、〇月に来た人に一斉にLINEで連絡することができたりします。 足が遠のいていた既存の患者さんにしっかりアピールして、集客につなげることができますよね。 引用:LINE公式アカウント - LINEforBusiness 金井 また、LINE@へ予約フォームを設置・誘導することもできます。 例えば、予約前日に【明日診療予約です】というお知らせを患者さんへお送りすれば、診療の無断キャンセル防止につながりますよ。 引用:LINE公式アカウント - LINEforBusiness インタビュアー なるほど・・・歯科医院の集客や患者さんとの連絡ツールとして、LINE@はかなり使えそうですね。 金井 そうですね、もともとLINE@は個人経営の店舗と相性が良いサービスです。 1対大勢のやりとりだけでなく、1対1でのやりとりにも活用することで、工夫次第では患者さんとの距離感をぐっと縮めることができます。

LINE@を集客に使う時に、気を付けたいポイント

インタビュアー LINE@を使う時の注意点があれば教えてください。 金井 そうですね、まず【友達登録】している人の数がないと効果を発揮することが難しいです。 そのため、LINE@を使い始めた際はまず登録者数を増やすことを最優先しましょう。 このときに【何か月で友達登録を〇人増やす】と目標を立てると効果的です。 インタビュアー 確かに、配信できる数が少ないとクーポンやポイントカードにおいても力を発揮できないですよね。 患者さんにはどうやって友達登録を促せば良いのでしょうか? 金井 クリニック内にLINE@友達追加のQRコードを掲載したり、患者さんがおかえりの際に受付でお声がけする・・・といった方法が効果的です。 「LINE@を使うと、スマホからでも予約を取ることができます」など患者さん側のメリットに触れた案内をするとより良いのではないでしょうか。 インタビュアー そのほかにも、何か工夫できる点はありますか? 金井 友達登録をした際の特典を用意する、LINE@の使い方や患者さんができることをポスターにして院内に掲示する、などの工夫ができそうですよね。 大事なのは、LINE@に登録するとどんな良いことがあるのか、という点をアピールすることです。

歯科医院経営でのLINE@活用におけるポイント

インタビュアー 最後に、LINE@をより活用する方法や意識しておくべきポイントなどがあれば教えてください。 金井 LINE@をうまく活用していくためには、歯科医院の中でLINE@を運用する仕組み作りが大切です。 配信の担当者やタイミング・頻度を決める、文章のテンプレートを作る、など仕組みを作っておくと工数や負担を減らすことができます。 配信頻度としてはだいたい月1~4回ぐらいの配信がおすすめです。 アカウントを作って患者さんに登録してもらったものの稼働していない・・・という事態にならないように注意してくださいね。 インタビュアー 実際にLINE@を導入している歯科医院では、どんな内容が配信されているのでしょうか? 金井 現在の空き状況をリアルタイムで配信したり、新規でお友達に追加した方には歯のケアグッズをプレゼントしている歯科医院があります。 いずれも患者さんの満足度を高めるための工夫になっていますね。 インタビュアー なるほど。 歯科医院が乱立して経営が難しくなっている状況下でも、工夫を凝らせば差別化を図ることもできるかもしれませんね。 金井 はい。 まだまだLINE@を導入されている歯科医院は少ないので、LINE@を使うこと自体が差別化を図れる点ではないかと思っています。 今が始めるチャンスですよ!

まとめ

今回は、歯科医院の集客方法の一つとして、LINE@の活用術についてお伝えしました。 LINE@にはメッセージを一斉に配信する機能だけでなく、クーポンやポイントカード、またスマホのホームページを作る機能などがあります。 そのため、LINE@はリピーター作りや再診率の向上に向いているでしょう。 LINE@を使いこなすには配信内容に工夫を凝らしたり、友達登録をする特典等を患者さんへアピールすることもポイントとなります。 歯科医院でLINE@をうまく活用することで、患者さんと歯科医院双方にメリットがあります。 今回の記事を参考に、ぜひ導入を検討してみてくださいね。