スタッフに愛される歯科医院づくり
第3回:「医院選びは
『男選び』だ!」
2019/10/29 歯科医院経営

「医院選びは『男選び』だ!」
私の尊敬する大先輩歯科衛生士・井上 和さんの言葉です。初めてこれを聞いたときは、むち打ち症になるかと思うくらいうなずいたものです。今や求職者数に対する歯科衛生士求人数は20倍以上といわれ、弊社は創立以来「歯科衛生士の確保と定着のための取り組み」のご依頼が7割を超え続けています。 歯科衛生士の人材難については皆様もご存じのとおり、近年歯科衛生士の就労者数は全体の約50%あたりを推移、歯科衛生士を増やすべく養成校・学生定員数は右肩上がりなのですが、歯科衛生士養成校の入学者が定員に満たない割合はなんと50%を超え、歯科衛生士数自体は微増にとどまっています。図1 一般社団法人全国歯科衛生士教育協議会「歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告2019」より 歯科衛生士の需要が高まり、採用定着にさまざまな試みが必要な時代になってきましたが、弊社もそのお手伝いをするなかでさまざまなトラブル(悪徳な人材紹介業者や、ニーズを逆手に取った悪意ある転職を繰り返す歯科衛生士など)も耳にするようになりました。厳しい現状を勝ち抜いて賢く人材を確保するには何が必要なのでしょうか? 婚活市場でかつてもてはやされた"3高"といえば「高学歴」「高収入」「高身長」ですが、時代とともにモテる要素は変化しているといわれています。"3高"はバブルとともに去り"3平"(平均的年収・平凡な外見・平穏な性格)へ。そして次の時代は"4低"へと移り変わっています。女性が大多数を占める歯科衛生士を長期にわたって雇用したい歯科医師の先生方にとって、この「女性のニーズの変化」はとても重大なポイントといえます。 "4低"は
- ①低姿勢(女性に威張らない)
②低依存(家事を女性に頼らない)
③低リスク(リストラされない)
④低燃費(節約できる男)
- ①女性スタッフに威張らない
②雑用をスタッフに押し付けない
③業績が安定している
④節約できる歯科医師