インターネットの普及で様々なデータが手軽に手に入るようになりましたが、 中にはどう使えばよいのか分からないものもあります。 こちらのコーナーでは、だれでも入手可能な「オープンデータ」を使って、そんな「So What?」をマーケティングの目で簡単にご説明します。
昼間人口・夜間人口
主に商圏調査をする際に使われる人口統計資料の中で、昼間人口と夜間人口があります。 読んで字のごとく、その地域の昼と夜の人口の事ですが、これでわかるのは「人の流れ」です。 例えば、【昼間人口<夜間人口】の地域の場合、そこは主に住宅地であり、朝は駅に向かって人は流れて、夜は駅を背に移動します。 人の流れがわかれば、看板の位置や向きを決める参考になります。 一般的に、人の歩くスピードは通勤時で80m/分、ウインドショッピングの時で40m/分と言われています。 つまり朝の通勤時の速度で歩いている時は目的地に向かって一目散なので、看板などほぼ見ていません。 看板を見てくれる可能性が高いのは夜の駅から家に向かう人です。 【昼間人口>夜間人口】の地域はオフィス街か繁華街が多く、オフィス街の場合、看板で言えば住宅地と真逆です。 ちなみに、お勤めをしていない地域の生活者(主婦など)は、商業施設に向けた流れが多いようです。 誰に看板を見てもらいたいのか、地域の生活者、働きに来た人、働いて帰ってきた人、 それぞれ人の流れに応じた場所や向きの参考にしてください。 詳しい数値などはこちらをご覧ください。 資料名 : 統計でみる都道府県のすがた2017 出典 : 政府統計窓口 記事編集:デンタルライフデザイン編集部











