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歯科医院で自費診療の集客率アップを目指すには?
施策や集患が難しい理由を解説

2021/3/19 歯科医院経営

歯科医院の経営者や歯科医師の中には、保険診療だけでなく自費診療(インプラントやセラミッククラウン、矯正など)も増やしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかしながら、健康保険が適用されている場合の患者さんの負担分は3割ですが、自費診療は全額負担しなければならないため、集患が難しいです。

本記事では、自自費診療の集客が難しい理由や、集客するためのポイントなどについて解説します。

歯科医院の自費診療の集患が難しい理由

歯科医院における自費診療の集患は簡単ではありません。 主な理由として1.費用負担の大きさ2.ネガティブなイメージが挙げられます。

費用負担の大きさ

自費診療は全額自己負担となるため、費用負担の大きさから躊躇する方が少なくありません。 治療内容によっては数十万円や百万円以上かかるものもあるため、気軽に自由診療を受ける判断を下せる人はなかなかいないでしょう。

ネガティブなイメージ

自費診療に関しては、治療の失敗に関する情報が流れるなど、ネガティブなイメージを抱く方が少なくありません。 例えば自費診療を受けた後に顎がまひしたという事例を報じたテレビ番組もあります。 【参考】歯科インプラント トラブル急増の理由 - NHK また、「特に自費診療が必要なわけでもないのに受診を勧められた」という体験談を見かけたことのある方もいるでしょう。 このように報道やインターネット上の口コミサイト、体験談などにより自費診療=ネガティブなものというイメージを持ち、診療を避けている方もいるようです。

歯科医院の自費診療の集患につながる6つの施策

最後に、自費診療の集患に取り組む歯科医院におすすめする6つの施策について解説します。

自費診療と保険診療の違いの説明

患者さんに自費診療と保険診療の違いを正しく理解してもらえれば、自費治療率のアップが期待できます。 患者さんの中には、自費診療と保険診療の違いを理解していない人も少なくありません。 また、先述のとおりマイナスイメージを抱いている方もいるでしょう。 それぞれどのような診療なのかわからないため、安い保険診療を選んでいる方や自費診療を避けている方も中にはいると考えられます。 例えば、齲蝕を治すだけでなく、歯を綺麗にしたいという患者さんに対して「保険診療と自費診療で使用する材料が違う」「仕上がりがこうなる」と説明すれば、自費診療が選択肢として提示できます。 両者の違いや自費診療のメリットを知らないために、自費診療を選ばない人がいる可能性はゼロではないため、それぞれについて説明してみてはいかがでしょうか。 メリットを説明する手段として、以下で説明するホームページやSNSでの発信も有効です。

診療メニュー別のホームページやLP(ランディングページ)の制作

自費診療に注力している歯科医院の中には、集患につながりやすい診療メニュー別のホームページやLP※を制作しているケースもあります。 ※LP(ランディングページ)とは、ユーザーのアクション(注文やお問い合わせなど)の誘導に特化したページのことです。 診療メニュー別の特化したホームページを制作している歯科医院は決して多くないため、SEO対策※を行ううえでのライバルが少ないといえます。 ※SEO対策とは、検索エンジンの検索結果でサイトを上位に表示させるための対策のことです。 そのため、診療メニュー別のホームページを作るだけでも検索結果の上位に表示され、多くの人の目に止まるでしょう。 また、特定の診療内容のみのページを用意していると、患者さんは「この歯科医院はこの診療方法に自信があるのだろうな」という印象を抱き、信頼が高まる可能性もあります。

サイトやSNSでの有益コンテンツの発信

自院のWEBサイトやSNSなどを通じたコンテンツの発信も自費診療の集患につながります。 例えば、自院のサイト上にブログページを用意し、そこで自費診療について解説している記事を継続してアップし続けていけばサイトの専門性があがり、検索結果で上位にあがりやすくなります。 また、「自費診療といえばこの歯科医院」といったイメージづくりができるでしょう。 自費診療の歯科医院というイメージができあがればブログ経由で自費診療を受けに来る方も出てくる可能性があります。 さらに、SNSによる情報発信も効果的です。 例えばブログとSNSを連携させ、ブログがアップされたらSNSでも発信するといった形をとれば、より多くの方にブログを見てもらえるかもしれません。 情報を発信していくことで、自費診療を求める新しい患者さんと出会える可能性があるため、ぜひ取り組んでみてください。

ホームページやLPのSEO対策

ホームページやLPを作るだけでは検索結果の上位表示は期待できず、集患にもつながらないため、SEO対策に力を入れる必要があります。 SEO対策とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、特定のキーワードで上位表示されるようにWebサイトの対策を行うことです。 SEO対策を行い検索結果の上位に自院のホームページが表示されれば、多くの人の目に止まるため、集患にもつながりやすくなるでしょう。 詳細なペルソナ(=具体的なユーザー像)の設定、患者さんが検索するであろうキーワードの選定、患者さんのニーズに応じたコンテンツの定期的な発信など、SEO対策に取り組んでみてください。

アナログ広告とWEB広告の活用

集患率をアップしたい場合、アナログ広告やWEB広告を組み合わせ、各種広告を活用しましょう。 アナログ広告とはフリーペーパーやチラシなどのことです。 パソコンやスマートフォンによる情報収集が一般的となっている現在ですが、中高年の方の中には紙媒体に安心感や信頼感を抱くケースも少なくないため、アナログ広告も侮れません。 またWEB広告であれば、例えばリスティング広告が挙げられます。 リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果ページの最上位に表示される広告のことで、ユーザーが検索したキーワードに応じた広告が表示されます。 広告が表示される=関連しているキーワードで情報を調べているため、検索者のニーズが高まっている状態。 広告をクリックしホームページをチェックしてくれる可能性が高いだけでなく、その後来院につながる可能性もあります。

既存の患者さんからのご紹介

既存の患者さんとの信頼関係が築けている場合は、患者さんから紹介してもらうケースもあります。 患者さん経由の紹介は、集客コストがほぼ発生しない点が特徴です。 もし長年通院している患者さんなどがいれば、友人や知人で歯科医院を探している方がいないかさりげなく聞いてみてください。 紹介者・紹介された方双方に歯ブラシプレゼント、などのキャンペーンを行ってみてもいいかもしれませんね。 ただし、プレゼントが許されるのは自由診療のみです。 自由診療の範疇で紹介があって、結果的に保険診療になった場合、プレゼントは違法になるため注意してください。

まとめ

今回は、歯科医院における自費診療に関して、その概要から自費診療の集患が難しい理由、集患に向けた具体的な取り組みなどについて解説しました。 自費診療の集患率を高めるためには、自費診療について知ってもらう必要があるほか、ホームページなどのSEO対策も欠かせません。 今回の内容を参考に自費診療の集患に取り組んでみてくださいね。 なお、歯科医院の集患について知りたい方は、自費診療を含めた集患について解説した以下の記事もご覧ください。 【関連】歯科医院が集客(集患)するための方法とは?歯科医院の現状と差別化のコツも解説