「怖い!就業規則の落とし穴」
最近、就業規則を作成する歯科医院が増えてきました。 就業規則は経営者である院長先生と従業員の間での雇用ルールを書面にしたもので、 お互いに、言った、言わないでトラブルになることを防げるなどのメリットがあります。 しかし一方で、就業規則の内容を院長先生がしっかり把握していないと思いがけない 落とし穴にはまることがありますので注意が必要です。 ある歯科医院での話ですが、アルバイトの従業員が退職する際に、 退職金の支払いを院長先生に求めてきました。 院長先生は、退職金は正社員には払うがアルバイトに払うつもりはなかったため、 退職金は無いことを伝えたところ、「就業規則に退職金支給ありと載っています。」 とのこと。 院長先生はびっくりして就業規則を確認すると、確かにアルバイトにも退職金が支給される内容になっていたのです。 どうやらこの院長先生は、インターネットで探してダウンロードした就業規則を細かく内容をチェックせずに使っていたそうです。 実際に、就業規則をインターネットからダウンロードしたり、知り合いの歯科医院から もらったりして使っている院長先生も多くいらっしゃると思いますが、 この歯科医院のようにならないためにも自分の意向に沿った内容になっているかどうか、 専門家などに必ずチェックしてもらうことをお勧めします。












