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【現役歯科医師に聞く①】
口腔外科を選んだきっかけと得た学び

2021/7/6 歯科医院経営

自身が理想とする歯科医師を目指して、歯科医療の勉強に日々精進されている中川先生。
口腔外科では手技を学びたいといった思いで、口腔外科を選択されました。

将来の選択肢のひとつとして、口腔外科に進むことを視野に入れている先生もいらっしゃると思います。

なぜ1年目に口腔外科を選び、どういう将来を描いているのか、また、実際に口腔外科で学んだオペの知識についてインタビューしました。
※本インタビューは研修医や独立を考えている方、歯科医師としての今後のキャリアを考えている方を対象としています。

『口腔外科』を選んだきっかけ

インタビュアー
『口腔外科』に進んだきっかけを教えてください。

中川先生 今年(2年目)から、補綴科で専門としている『インプラント』の研究を始めるくらい興味があったので、学生の頃は補綴科に進もうと思ってました。補綴科は入れ歯や差し歯、インプラントを専門にしている科です。

補綴科は確立してるようでしてない科なため、学ぶことがたくさんあります。将来的に補綴科を専門にした歯科医院でインプラントなどをしたいと思っていて、若い頃からオペできるようなノウハウを学びたかったので、最初(1年目)は口腔外科を選びました。

インタビュアー 何年後かに口腔外科に戻って、さらに技術を学びたいですか?

中川先生 口腔外科は、癌や粘膜の疾患ばかりを診るため、歯から離れてしまう。歯から離れると、将来、開業しようとなった時に、歯の治療がおろそかになってしまいます。歯の治療経験を積まず、口腔外科領域を突き詰めたいかと言われるとそうではないですが、将来的に患者様に適切な治療を行うためには歯以外の知識や治療経験の経験も必要と感じ、口腔外科に寄り道させてもらいました。

器具選びのイメージは『大工さん』

インタビュアー 口腔外科ではオペのノウハウを学びたいとおっしゃっていましたが、オペでさまざまな器具を使用すると思います。器具を選ぶ際にどういうところに注目して選びますか?

中川先生 オペの事前準備する際は、オペ中に何があっても全てのことに対応できるように、器具は多めに準備します。ほぼ同じような器具ですが、ちょっと先が曲がっているなどの細かい違いもあるので、使い分けは実際に口腔内でオペが進んでいく中で、自分が今何をしたいか、目の前の患者さんの疾患をどういう状態にもっていきたいかを考え、必要な器具を選びます。

インタビュアー 器具が多いと覚えるのも大変ですよね? 

中川先生 経験していくと、オペで使う器具は偏ります。患者さんによっても使う器具は変わりますが、使いやすさなど先生の好みによっても変わります。凄く性能いい器具でも使いこなせなかったら、意味がないので。口腔外科は凄くハイテクな機械を使うというよりも、例えると、大工さんが道具箱の中から、状況に合わせたの道具を選ぶイメージです。 大工さんも自分の好みで道具を選びますが、口腔外科の歯科医師もそのイメージに近いと思います。

まとめ

口腔外科は将来の歯科医師像を考えた時の通過点と考え、手技を習得したことがわかりました。

補綴科を専門とする歯科医師を目指して、研究しながらも手技の習得に毎日頑張っている先生の考えは惹かれるものがあります。 

オペのノウハウを学びたいと語っていた中川先生に、口腔外科で学んだオペ中の器具の選び方を教えていただきました。 口腔外科を将来的に視野に入れている先生は中川先生の思いや学びを参考にしてください。
中川先生へのインタビュー第二弾はこちら↓ 
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