新型コロナウイルスが蔓延して、会食が減っています。 飲みニケーションで親睦が深まることもありますが、医療従事者である歯科医師は特に会食しづらいと思います。 歯科医院で働くスタッフ間の関係を良好にするためにはコミュニケーションを取ることが大切です。 今回は前編・後編と若手女性歯科医師が『飲みニケーションをどう思っているのか?また、職場でコミュニケーションをどうとっているのか?』について迫ります。飲みニケーションへの意見
インタビュアー 本日はインタビューをお受けいただき誠にありがとうございます。 『歯科医師のコミュニケーション』をテーマにいくつか質問をさせていただきたいと思います。 職場の上司や先輩から会食に誘われることもあると思います。 『飲みニケーション』について、どんな印象があるか教えていただけますでしょうか。 若手女性歯科医師 飲みニケーションを行うことで親睦が深まるだけでなく、情報交換もできる場というイメージがあります。 インタビュアー お答えいただいたようなイメージを持たれている方も多いと思います。 飲みニケーションがあると聞いたら、行きたいと思われますでしょうか? 若手女性歯科医師 積極的に行きたいですね。お酒を飲むことは好きですし、ストレス発散にもなると思います。 悩み事を聞いてもらえる関係だとよりストレス発散になると思っています。 インタビュアー 新型コロナウイルスの影響で、会食に行きにくくなっていると思いますが、 職場のスタッフとプライベートで会われたりするのでしょうか? 若手女性歯科医師 頻度は少ないですが、職場のスタッフと仕事終わりに飲みに行くことがあります。 私は、基本的にプライベートと仕事は分けるタイプですので、職場の人とあまりプライベートで会ったりはしたくないと思っています。 しかし、そうすると考え方や視野も広がらないと思うため、仕事終わりに飲みに行ってコミュニケーションを取るようにしています。 インタビュアー (基本的に仕事とプライベートを分けたいが、親睦や情報交換の場として大切に考えておられ、またご自身もお酒がお好きとの事で飲みニケーションに好印象を持たれているようでした。職場の方とプライベートで会うことは個人差があると思いますが、視野を広げるために行っているという意見が印象的でした。)仕事の相談ができる機会
インタビュアー 仕事でどのようにコミュニケーションを取られているのかをお伺いできればと思います。 職場で上司との1on1ミーティングは開催されていますでしょうか? 若手女性歯科医師 私の職場では1on1ミーティングは行っていません。 悩み事の相談室のような雰囲気になってしまうため、時間がかかってしまうことを懸念して機会を設けていないと思っています。 普段の業務で、他の先生方も忙しくされています。 インタビュアー 患者さんの治療を行っていると相談できる時間が取れないことが開催されないことの理由になるかと思います。 職場で働いていると悩み事もあると思いますが、相談できるメンターはいらっしゃいますか? 若手女性歯科医師 います。仕事の悩み事や自分のキャリアについて、相談に乗っていただいています。 仕事の相談に乗ってもらえる環境だと、ストレスも軽減されるため、メンター制度は必要だと思っています。 インタビュアー (どこで働いても仕事の悩み事や自分のキャリアについて不安に思うことがあると思います。 医療従事者が働きやすい環境を整えるために、メンター制度の導入は必要になると思うといった意見が聞けました。) メンターと話す内容は仕事のことが多いのでしょうか?プライベートの話はどれくらいされていますでしょうか? 若手女性歯科医師 基本的に仕事の話をしていますが、プライベートの話もします。 プライベートといっても、自分の趣味の話がメインです。 休日どう過ごしているなど、あまり話さないことが多いです。 また、家族や友人など、自分の周囲の人間関係については自分から話さないようにしています。 インタビュアー (メンターとは仕事の話をされることが多く、プライベートはあまり話されないことが多いと聞きました。仕事とプライベートを分けたいという意向があり、プライベートについてはあまり踏み入れて欲しくないという先生の意見を聞くことができました。)まとめ
飲みニケーションについては好印象ではあるものの、プライベートで職場のスタッフとあまり会いたくないという本音も聞くことができました。 新型コロナウイルスが蔓延して会食が行いにくくなっており、医療従事者だと特に会食を開催しにくいと思われます。 次回の『【後編】院内でのコミュニケーションはできている?歯科医院のリアル』では、若手歯科医師が『情報を得る場所』や『スタッフとのコミュニケーション』についてのリアルについて迫ります。