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【前編】なぜ歯科医院を選んだのか?
若手女性歯科医師が考えるキャリアへの本音

2021/8/18 歯科医院経営

国家試験や研修医期間を終えた若手歯科医師にとって、最初のキャリアをスタートするためには病院勤務か歯科医院勤務かどちらにすべきかは悩ましい課題のひとつです。

また、病院や歯科医院の経営者にとって、安定した経営を行うためにも若手歯科医師が何を考え、今後どんなキャリアを築いていこうとしているかを知ることは大切です。

今回は前編・後編の2部構成で現役の若手女性歯科医師が「何をどう考え、就職先になぜ歯科医院を選んだのか」についての本音に迫ります。

前編では「なぜ勤務先に歯科医院を選んだのか」「希望する年収」「学会への興味・関心」「患者さんとのやりとりで嬉しかったこと・困ったこと」について、インタビューをさせていただきました。

都会の歯科医院を選んだ理由

インタビュアー 本日は御多忙の中、インタビューをお受けいただき誠にありがとうございます。 歯科医師として日々活躍されていますが、現在勤務している歯科医院を選んだ基準を教えていただけますでしょうか? 若手女性歯科医師 『教育の制度』を基準に選びました。手技を習得するために歯科医院に就職したため、臨床現場でしっかり基礎から学べるところを選びました。 インタビュアー 教育制度は歯科医院それぞれ基準が違うとお聞きします。教育制度を基準として勤務する歯科医院を選ぶ際に、注目するポイントはございますでしょうか? 若手女性歯科医師 「経験値が高いかどうか」「年配の歯科医院かどうか」という2点に注目していました。 手技を習得するために臨床経験を積むには、昔気質な歯科医院が良いと思っています。 インタビュアー 勤務場所についてはいかがでしょうか?都会と郊外だとどちらを優先されていましたか? 若手女性歯科医師 やはり都心が良いですね。都心と郊外では臨床ケースの多さが違います。 都心の方が多くの患者さんがさまざまな治療目的で来院するため、幅広い臨床知識を得ることができます。 インタビュアー (アクセスの良さやプライベートを重視して、都心の勤務地を選ぶのではなく、あくまで自分のキャリアに必要な経験を積むために適切な勤務先や勤務場所を選んでいらっしゃいました。)

理想の歯科医師とは

インタビュアー 少しお応えにくいご質問もさせていただければと思います。 先生が歯科医師として望まれる年収を教えてください。 若手女性歯科医師 今は600万円ですね。正直、最低500万円以上は欲しいとは思っています。 インタビュアー 年収が高い歯科医師の先生は激務とのイメージがあります。お休みに関しての希望はございますか? 若手女性歯科医師 暦通りの休みが理想です。歯科医院以外の友人ともあったりできるため、プライベートも充実させたいと思うとやはり暦通りが良いですね。 インタビュアー 年収の高さなど魅力が高い歯科医師ですが、実際に歯科医師になられて、思い描いていた理想とのギャップなどはございましたでしょうか? 若手女性歯科医師 それなりに理想通りだと思います。 歯科医院勤務なので専門性は高くないですが、臨床における治療の基礎となる部分は教えてもらえています。 凄く理想通りかといえば違いますが、現在の職場で働いてよかったと思っています。 インタビュアー 病院ではなく、開業されている歯科医院を就職先として選んだ理由も教えていただけますでしょうか? 若手女性歯科医師 「一般歯科」を基礎から学びたくて、歯科医院への就職に決めました。 歯科医院で働きながら一般歯科で必要な技術の習得がしたいです。 インタビュアー 技術習得を優先されるのには、何か目的があってのことなのでしょうか? 若手女性歯科医師 歯科医院の開業を視野に入れながら、自分のキャリア形成のためです。 インタビュアー 歯科医師のキャリアを形成する手段のひとつに学会に所属することが挙げられます。 現在学会に所属されていませんが、現在、興味がある学会などはございますでしょうか? また歯科医師会などには興味はございますでしょうか? 若手女性歯科医師 現時点で所属したい学会などは特にはありません。歯科医師会も今は興味ないですね... インタビュアー (自身のキャリア形成や開業を視野に入れているため、技術習得を優先されている一方で、学会への所属はあまり興味がないとはっきりと仰られていたことが印象的でした。時代といえば時代と言い切ってしまえますが、若手歯科医師のひとりのご意見として参考になる機会でした) インタビュアー 今回のインタビューは前編・後編に分けて実施させていただいております。前編の最後のご質問として、患者さんとのやり取りで困ったことや嬉しかったことを教えていただけますでしょうか。 若手女性歯科医師 入れ歯や知覚過敏の痛みを訴えて歯科医師に来られた患者さんがいて、治療を通して痛みを解決できた時に大喜びしてもらえたことは大変嬉しかったです。 普段から患者さんの気持ちに寄り添い治療するようにしているのですが、痛みに凄く悩まれていたみたいで、治療を大喜びしてもらえました。 インタビュアー (前回と同様、病院勤務の若手歯科医師のインタビューでも心が温まるエピソードがお聞きできました。若手歯科医師の多くは「患者さんのため」、「痛みや歯のトラブルを解決させてあげたい」など患者さんへの貢献したいという想いが強いと感じます)

まとめ

『【前編】なぜ歯科医院を選んだのか?若手女性歯科医師が考えるキャリアへの本音』では、就職先を選ぶ基準や年収についての本音を聞き出せました。 歯科医師会についても今回、インタビューさせていただいた先生は「興味がない」という言葉も印象的でした。 次回、『【後編】なぜ歯科医院を選んだのか?若手女性歯科医師が考えるキャリアへの本音』では「歯科医院のリアル(人間関係)」「将来、どんな歯科医師になりたいか」についての本音に迫ります。