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コラム

歯科医療従事者のためのKeynoteの超入門 第6回(最終回):図形のカラーリング

歯科医療従事者のためのKeynoteの超入門 第6回(最終回):図形のカラーリング
歯科医療従事者のためのKeynoteの超入門 第6回(最終回):図形のカラーリング
今回(最終回)は、図形のカラーリングについてお話ししたいと思います。第5回でお話しした作図に関連するテーマになります。既存の図形を使って色を塗ってみましょう。

まずは、Keynoteの画面上部にあるツールバーの「図形」を選択してください。図1左のようにいろいろな図形が表示されます。Keynoteがアップデートされるたびに追加されていくので時々チェックしてみてください。

今回は、電球の図形を選んでみました。検索窓で「電球」と入力するとすぐに出てきます。電球の図形が表示されたら、「フォーマット」→「スタイル」からカラー塗りつぶしを選択してみましょう。図1右のように、任意の色で塗りつぶすことができます。またグラデーションを使用して塗ることもできます。

図1  Keynoteの画面上部にあるツールバーの「図形」。

ステップアップのワンポイントアドバイスとして、この電球の図形を上部のガラスの部分と下部の口金の部分を塗り分けたほうが雰囲気を出せます。「図形」から呼び出した図形は一塊のものとして認識されているので、ただ塗り潰すだけでは全体が同じ色になってしまします。

そこで、図形を副ボタン(トラックパッドなら2本指)で選択すると、メニューの中に「分割」がありますので実行してみましょう。1つの図形と認識されていた電球の図形が、ガラス部分と口金部分の2つの図形と認識されて分割できるので、それぞれを塗り分けることができるようになります(図2)

図2 メニューの「分割」を選択すると、1つの図形と認識されていた電球の図形が、ガラス部分と口金部分の2つの図形に分割される。

実は、前述した方法で分割できない図形があります。分割できる図形とできない図形の違いはずばり、塗り分ける切れ目の有無です。先ほどの電球の図形で考えると、ガラス部分と口金部分の2つの図形を一つの図形として登録されているので分割できる、ということになります(図3)。図3右のヘッドフォンは、どこにも切れ目のない図形ですので分割することはできませんが、切れ目のない図形を分割してパーツごとに切り出して塗り分ける方法はあります。ご興味のある方は、拙著『歯科医療従事者のためのKeynote超入門 for Mac』(クインテッセンス出版刊)をお読みいただければと思います。

図3 分割できる図形とできない図形の違いは切れ目の有無。図右のヘッドフォンは切れ目がないため分割できない。

以上、全6回にわたり、Keynoteの基本中の基本かつ実践しやすい内容に関してお話しをさせていただきました。少しでもKeynoteを触ってみようというきっかけになればうれしく思います。


著者中島 寛明

久留米セントラル歯科院長(福岡県久留米市)

略歴
  • 2007年 福岡歯科大学卒業
  • 2007~2011年 福岡歯科大学医科歯科総合病院勤務
  • 2011年 県庁前デンタルクリニック院長
  • 2015年 久留米セントラル歯科(牛島歯科医院より継承)開院

  • 久留米歯科衛生士専門学校講師。医療法人星樹会講師。Keynote Study Club主宰。
    著書に『歯科医療従事者のためのKeynote超入門 for Mac』(監著)、『みんなにやさしいマグネットデンチャー』(共著・ともにクインテッセンス出版)がある。
中島 寛明

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