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ウェブマーケティングのプロに聞く!
ネットを活用した集客の極意
〜その④Facebookページ編〜

2020/3/16 歯科医院経営

厚生労働省が行った医療施設動態調査によると、日本全国にある歯科医院の数は68,477件となっています。コンビニよりも数が多く、集客が難しい業種のひとつです。
【参考】医療施設動態調査(平成31年1月末概数)

歯科医院同士の競争が激化する昨今、

・Facebookアカウントを開設したものの、うまく運用できていない
・何を発信すれば良いのかわからない
・Facebookページを使っているけど集客に結びつかない

といった課題を抱えている歯科医師の方も多いのではないでしょうか?
選ばれる医院であり続けるためには、SNSを活用し自社の魅力を発信し続ける必要があります。

そこで今回は、株式会社ケイ・ブリッジの代表であり、WEBマーケティングのプロでもある金井弘一朗氏にFacebookページを活用した歯科医院の集客のコツを伺いました。

Facebookページとは?

インタビュアー 本日は、よろしくお願いします。まず、Facebookページとはどういったアカウントなのか教えてください。 金井 よろしくお願いします。Facebookページは、個人用アカウントとは別に開設できるビジネス向けのアカウント・Facebook上のWEBページです。 ページ閲覧数を解析できるアナリティクスや広告配信など、マーケティングツールが充実している点が特徴ですね。 インタビュアー Facebookページを活用すれば、自院の認知度アップや集客効果が期待できるということですね。 しかし広告やホームページなど数多くの集客ツールがある中で、Facebookページを集客に活用するメリットは何でしょうか? 金井 Facebookページを集客に活用する一番のメリットは、低コストで運用できる点です。 集客しようと思ったら、WEBサイトを制作したり、リスティング広告を打っ打ったりと膨大なコストがかかります。 しかし、Facebookページなら広告費をあまりかけられない歯科医院でも導入しやすい。

Facebookページはユーザーに合わせた訴求ができる

引用:Facebook公式アカウント - FACEBOOK forBusiness インタビュアー 費用をおさえた集客で利益率が上がれば、設備投資や従業員の賞与などにも投資できるようになり良いサイクルが生まれますね。 コストをかけずに運用できること以外に、Facebookページを集客ツールに活用するメリットはありますか? 金井 そうですね、Facebookページでユーザーの行動を追えるのも大きなメリットです。Facebookページには、Facebookインサイトが標準装備されています。 Facebookインサイトというのは、ユーザーの属性やエンゲージメント率(投稿に反応した割合)などを調べられるアナリティクス機能です。 アナリティクス機能を使えば、「電話をかけた」「公式HPのリンクをクリックした」というように、自院のFacebookページを訪れたユーザーがどのような行動をとったのか、細かな分析を行うことができます。 インタビュアー PV数や「いいね!」の取り消し回数などを分析してFacebookページを最適化することで、ユーザー属性に応じた的確な魅力訴求ができるようになりそうですね。 金井 そうです。 例えば、ホワイトニングに興味がある患者さんに歯周病予防をアピールしても、「行ってみよう」と思ってもらうのはなかなか難しいでしょう。なぜならこの患者さんは、人に与える印象や身だしなみを大切にしていると考えられるからです。 また、ビジネスマンが多く存在する立地に開業されている歯科医院の場合は、「営業時間が長く仕事帰りでも安心」「待ち時間が少ない」といったアプローチが有効かもしれません。 アナリティクス機能をうまく活用することで、患者さんのニーズを捉え、ピンポイントで訴求することができます。 自院のFacebookページを訪問してくれたユーザーの行動を分析することがとても大切なんですよ。

集客のカギは「親しみやすさ」

引用:株式会社モリタFacebook インタビュアー Facebookページが集客に役立つことはわかっていても、うまく運用できず集客に悩む歯科医院が多いのではないかと思います。 歯科医院が、Facebookページを活用し、集客を成功させるコツや経営に活かすコツはありますか? 金井 Facebookページの集客効果を最大化させるコツは、新商品やイベント、キャンペーン情報などのPRだけでなく、自院の魅力や雰囲気を発信することです。 社員旅行や勉強会、親睦会の様子など、和気藹々とした雰囲気の写真があるとより高い集客効果が期待できます。 インタビュアー 共感や親しみやすさを感じられる投稿が、ユーザーとの距離を縮めるきっかけになるのですね。たしかに、患者さんの立場に立つと、歯科医院で働いているスタッフの顔や様子がわかると安心感がある気がします。 金井 ほかにも、歯ブラシの交換タイミングや歯間ブラシの正しい使い方などを、コラムとして投稿するのもおもしろいかもしれないですね。 歯科医院歯科医師ならではの専門知識をわかりやすく紹介していれば、優良コンテンツとしてGoogle検索で上位表示されるようにもなります。 情報の信頼性という面においても、他の歯科医院との差別化になるのではないでしょうか。 インタビュアー Facebookページに投稿する際、気をつけた方が良いことは何でしょうか? 金井 やはり、読みやすさを意識することです。昔と違い現在は、スマホユーザーがほとんど。 私もそうなのですが、文字がずらっと並んだ文章を見た途端に読む気が失せてしまいます(笑)そのため、文章は2〜3行書いたら改行するなど、患者さんからみて分かりやすいか?を意識しながら投稿することをおすすめします。

他の歯科医院との差別化も重要

金井 閉業に追い込まれる歯科医院も多い中、歯科業界で生き抜くためには、他の歯科医院と差別化を図るという点も重要な課題のひとつです。 歯科業界に限らず、選ばれる存在になるうえで自社・自院の魅力 ーー マーケティング用語ではUSPと言いますが、独自の売りを理解することがとても大切だと思っています。 「うちにはアピールするような魅力がない」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことありません。患者さんからよくお褒めいただくことを書き出してみたり、スタッフ同士で意見を出し合ってみると、他院にない魅力が見えてくるはずです。 インタビュアー 私の場合は、歯科医院を選ぶとき「自宅や駅から近いかどうか」で決めることが多いのですが、アクセスの良さも他との差別化になりますよね。 金井 もちろんです。駅直結の歯科医院なら、「雨の日も濡れない」「改札を出てすぐにアクセスできる」などをアピールできますよね。 歯科医院の近くに勤めるOLやサラリーマンをターゲットにできる可能性も十分に考えられますから。 インタビュアー 歯科院長や歯科スタッフが当たり前に感じていることが、実はその歯科医院にしかない魅力であるケースも多いんですね。本日は、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

まとめ

今回は、Facebookページを活用した歯科医院の集客方法を紹介しました。 ただ闇雲にFacebookページを運用するだけでは、情報発信だけで終わってしまいます。 認知度を上げるのか、売り上げをアップするのか、集客の目的を明確にしたうえでFacebookページを上手に運用しましょう。