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歯科衛生士におすすめの資格13選!
取得メリットやスキルアップの条件を解説

2020/11/4 歯科医院経営

キャリアアップ・スキルアップを目指し、資格の取得を検討されている歯科衛生士さんも多いのではないでしょうか。
歯科衛生士が取得できる資格にはさまざまな種類があり、専門分野の知識や技術、臨床経験などを磨くために役立ちます。

今回は、資格の種類や条件、メリットなどを紹介します。

 

そもそも歯科衛生士になるための国家資格とは

歯科衛生士になるには国家資格が必要であるため、「歯科衛生士国家試験」を受験する必要があります。 試験の合格率は、近年9割を超えています。 受験条件は、歯科衛生士について学べる専門学校や短期大学、大学を卒業し、必要な知識・スキルを習得することです。 国家試験を意識したカリキュラムを組んでいる学校もあるため、積極的に学ぶことで合格を狙っていけるでしょう。 試験合格後、厚生労働省から認定を受け、晴れて歯科衛生士の仲間入りとなります。

主な歯科学会の認定歯科衛生士資格6つ

まずは、キャリアップに有効な6つの「認定歯科衛生士資格」について、その概要や申請の条件、メリットについて解説します。
 

日本歯科衛生学会 認定歯科衛生士

特定の分野に特化した歯科衛生士を育て、業務の質を向上することを目的とする認定制度です。 「生活習慣病予防」や「摂食嚥下リハビリテーション」、「障害歯科」などさまざまな分野での認定資格となります。 認定を申請するために必要な条件には、 ・「生涯研修制度専門研修」を受講し、30単位を取得すること ・歯科衛生士業務を3年以上、特定分野の業務を1年以上経験していること などがあり、他にも細かく設けられています。 興味のある分野に特化して学び、資格を取得できるため、高水準の技術・知識を得て業務に役立てることができるでしょう。 ※認定歯科衛生士は分野ごとにさらに資格が枝分かれしています。後日、解説記事を公開予定です。  

日本小児歯科学会 認定歯科衛生士

小児歯科に携わる歯科衛生士の技術向上、役割の認識を目的とする認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・1年以上、同学会の会員であること ・5年以上、小児歯科学の研修・臨床を経験している、または同等の経験をしていること ・同学会の学会などに1回以上出席していること などがあり、他にも細かく設けられています。 小児患者さんの予防処置やメインテナンス、歯並びの改善などに携わることができるようになるでしょう。  

日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士

歯周病の治療や予防に必要な知識・技術を持つ歯科衛生士を育て、地域医療へ貢献することを目的とする認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・2年以上、同学会の会員であること ・3年以上、歯周病治療を経験している、または同等の経験をしていること ・同学会の年次大会・支部教育研修会への参加が3年間2回以上であること などがあり、他にも細かく設けられています。 試験本番では15分間の症例報告を行い、口頭試問を受けます。 事前に5症例を提出し、任意の1症例について解説します。 OHIやSRPなどの歯周病治療について知識や技術を深め、メインテナンスで患者さんの口腔や全身の健康を守ることができます。  

日本審美歯科学会 認定歯科衛生士

歯科審美学の深い知識や臨床技能、経験により、患者さんの保健福祉に貢献するための認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・学会学術大会への出席 ・歯科審美に関する発表を行うこと ・歯科審美についての啓発活動を行うこと などがあり、他にも細かく設けられています。 口腔の機能回復だけでなく、審美的満足度を高める医療行為を行う際に役立つ資格です。  

日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士

口腔インプラントの治療ケアやメインテナンス経験から、専門的な知識・スキルの獲得を目指す認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・2年以上、同学会の正会員であること ・3年以上、インプラントの治療ケアまたはメインテナンスを経験していること ・インプラント専門歯科衛生士教育講座を2回以上受講していること などがあり、他にも細かく設けられています。 試験は、症例報告についての口述試験です。 インプラントの専門性を高め、精通した治療ケアやメインテナンスを行えるようになることが取得のメリットといえます。  

日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士

矯正歯科の専門的な知識や技術、経験を持つ歯科衛生士を輩出するための認定制度で、1級と2級が設けられています。 認定を申請するために必要な条件には、 ・学会の会員であること ・3年以上、学会が指定する医療機関で矯正歯科に携わっていること などがあります。 2級から1級への昇級に必要な条件は、 ・2級の取得から5年以上経過していること ・学術大会で講演すること などが挙げられます。 受験を通して、矯正歯科の臨床に役立つ知識や技術、経験を磨くことができるでしょう。

分野に特化した学会の認定歯科衛生士資格4つ

次に、分野に特化している学会の認定歯科衛生士の資格を紹介します。
 

日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士

チーム医療で患者さんを担当するため、一定の水準を検定によって評価し、スキル・能力を認めるための認定制度です。 認定を申請するために必要な条件は、 ・同学会の正会員であること ・同学会の研修を受講していること などを設けられています。 試験は、口腔写真撮影やデータ入力、歯周病治療症例検定など5つを課されます。 チーム医療を行うために歯科衛生士に必要なスキルなどを得ることができるでしょう。  

日本口腔感染症学会 院内感染予防対策認定歯科衛生士

院内感染予防対策の知識や実践力のある歯科衛生士を育てるための認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・同学会の会員であること ・5年以上、歯科衛生士の経験を持つこと ・感染予防などの特定分野で、学会や研究会での発表を行っている などがあり、他にも細かく設けられています。 摂食嚥下リハビリテーションの専門性を高めたい場合に役立つ認定資格といえます。  

日本顎咬合学会 認定歯科衛生士

顎咬合学における知識や技能を有し、患者さんの顎口腔系の維持・回復を図るための認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・2年以上、同学会の会員かつ臨床経験を持つこと ・学術大会への参加経験 ・噛み合わせの指導医または認定医、2名からの推薦 などがあります。 顎口腔系の基礎学問から診査や診断、治療計画を基に噛み合わせ機能の維持・回復を提供したい方におすすめです。  

日本障害者歯科学会 指導歯科衛生士

障害者歯科の専門的な知識、技能を有す歯科衛生士を輩出するための認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・障害者歯科診療施設の臨床主任またはこれと同等の経験 ・10年以上の同学会の会員であり、5年以上歯科衛生士の会員であること などがあります。 上記のとおり認定には年数を要すため、障害者歯科領域を特に極めたい方に役立つ認定制度といえます。

その他の歯科衛生士向けの資格3つ

最後に、他にも役立つ歯科衛生士向けの資格をいくつか紹介します。
 

日本スポーツ歯科学会(JASD) 認定スポーツデンタルハイジニスト

スポーツ歯科医学における知識や技能、臨床経験を持つ歯科衛生士を認定する資格です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・同学会の会員であること ・同学会の学術大会に1回以上参加していること ・学会認定研修に1回以上参加していること などがあります。 スポーツ選手のパフォーマンス向上に欠かせない、ブラッシングケアやマウスガードについての専門性を高めるために役立つでしょう。  

日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーター

審美歯科の中でもホワイトニング領域に特化した資格です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・同学会の会員であること ・同学会が主催する学術大会などに2回以上参加していること などがあります。 患者さんの歯を白く・美しくすることに特化した資格を得たい場合におすすめです。  

ジャパンオーラルヘルス学会 ドックコーディネーター

歯科人間ドックにおける検査と健康指導を行うことを目的とする認定制度です。 認定を申請するために必要な条件には、 ・歯科衛生士免許を有すこと ・その他、認定制度委員会が特別に認めた者 などがあります。 検査の流れの説明や、歯科衛生士にできる検査を実施するのがドックコーディネーターの業務です。 検査を通して、口腔疾患や全身疾患の発見に役立てることができるでしょう。

興味関心のある分野で資格を取得しよう!

歯科衛生士が取得できる資格の種類について解説してきました。 専門性を高めることができる、歯科衛生士向けのさまざまな資格があります。 ご自身の興味関心のある分野で、資格の取得を検討されてみてはいかがでしょうか。 認定衛生士の資格に興味のある方はこちらもチェックしてみてください。 認定衛生士を目指す方へのアドバイス