「おめでとうございます。ようこそ歯科業界へ」

『生まれ変わっても歯科助手になりたい』のChapter1はここから始まります！この書籍を読んでない方でも大丈夫です。第3回はChapter1「ようこそ歯科業界へ 歯科業界のすばらしさ」について解説します。

私はデンタルスタッフさんに初めてお逢いする時、一番最初にこう伝えています。「おめでとうございます！」と。

えっ！何が「おめでとうございます！」ですか？って思いますよね。初めて会った人にいきなり「おめでとう！」って言われたら驚いちゃいますね。しかも、私は涙目で、とても感動しながら踊るような心で伝えています。

だって、だって！歯科業界に選ばれたことがものすごーーーくラッキーだからです。宝くじに当たったくらいラッキーだと思っていますし、そうお伝えしています。このラッキーをぜひ感じてほしいな～って。

歯科業界は可能性に充ちた素晴らしいステージです。貴女を輝かせるステージです。どんなお仕事よりも素敵だと私は感じています。

患者さんから「ありがとう」をいただけます。ダイレクトにお礼をいただけるお仕事は、当たり前ではないのです。人と直接かかわれないお仕事をされている方はたくさんいらっしゃいます。とくに医療現場においては、歯科の分野が特別に患者さんからの感謝やありがとうのお声をいただけるのではないでしょうか。

また、患者さんのお気持ちを知ることができます。過去のトラウマや、ワクワクする未来像、今抱えてらっしゃる悩みやご心配事。その方の人生にご一緒させていただくこともできます。さらに、口腔をとおして全身の健康を取り戻すことができます。患者さんの歓びのお声をたくさんいただけます。笑顔がたくさんあふれています。

そんな医療のステージ。なんて素敵なのでしょう！このステージで働けるなんてほんとーに幸せです。あなたはここでキラキラ輝いてくださいね。ここで輝かずどこで輝くのでしょうか？

歯科で働く人の共通するミッションは「患者さんをしあわせにすること」だと思っています。人の幸せに貢献できる歓びを日々感じてくださいね。人は人の歓びに触れる瞬間がもっともしあわせだといいます。何から何まで私たちの幸せを満たしてくれる歯科業界です。

糖尿病内科医で著名な西田亙先生がこのような言葉をおっしゃっていました。「生まれ変わったら歯科衛生士になりたい」

私はこの言葉と出逢ったとき、涙があふれてきました。なんて光栄なことでしょう。なんて励みになるのでしょう。なんて誇らしいのでしょう。私は歯科衛生士ではありませんが、歯科業界で30年以上も骨をうずめてきた一人の人間としてこの言葉はほんとーに心に沁みました。

そして私は何度生まれ変わっても「歯科助手になりたい」。特別な資格こそありませんが、それがかえって可能性という世界をひろげてくれています。患者さんの最初と最後を担当させていただける歯科助手。患者さんと心と心でつながるお仕事です。心のコミュニケーターです。

西田先生の言葉が私の琴線に見事に触れて、この書籍が生まれました。西田先生本当にありがとうございます。今回出させていただいた本の題名を決めていただいたときも大泣きでした。私だけではなく、弊社や弊社のお客様までもが涙を流して喜んでくださいました。それほど歯科助手愛、業界愛の強い私です。

さて、私たちのミッションは「患者さんをしあわせにすること」です。ではどうしたら患者さんを幸せにできるでしょうか？

それは、あなた自身がしあわせであることが一番大事なことなのです。そうでなければこのミッションは遂行できません。あなたは幸せですか？第1回目に問いを投げましたね。まだすぐに首を縦に触れない方は、ここから連載のメルマガ楽しみにご覧くださいね。

そうそう！追記です！人は生まれる時、両親を選んで生まれると言いますね。でも仕事は、違います。仕事が人を選ぶそうです。この人なら！という人を仕事が選びお迎えします。あなたは歯科業界に選ばれた人です。