『生まれ変わっても歯科助手になりたい』Chapter3の「新時代・歯科助手が活躍できるスキル」についてご紹介します。資格のない歯科助手が副院長になる!ってイメージできますか?実際に私が校長を務める日本歯科プロアシスタントスクールを卒業されて副院長やクリニックの総マネージャーとして活躍している歯科助手がたくさんいます。 院長に変わって、クリニックの診療以外の経営を任されていたり、人事や採用、教育を一手に引き受けていたり、またWEBやSNSを活用して広報活動を行うことで医院のマーケティングやブランディングに成功したり、月に500万円の自由診療の契約を獲得する凄腕カウンセラーという歯科助手もいます。 でもどうやって??と興味もたれると思います。全国でこのように活躍している歯科助手が実名、写真付きで実績をご紹介しているのがこのChapter3です。中には、元ヤンキー、元ギャルの歯科助手が学びを通して、人生を大きく変えて、仕事観、人生観のパラダイムシフトを起こしました。今はプロアシスタントとして成長し、現在では認定講師として活躍している方もいます。人材は人財。これは私の座右の銘です。人は育つのです。みんなみんなダイヤモンド。一人残らずです。 苦手なんてこの世の中には存在しません。もしあなたに苦手意識があるとしたら、まだ今までの人生で知識や経験が足りてないだけなのです。学ぶことはとても豊かで贅沢なことです。知識は私たちの生きる武器であったり、誇りであったり、自信です。これらを積めば積むほどオーラとして外側に表現されます。私の周囲の歯科助手がまぶしいほどにキラキラ輝いています。 私の教育ステージで大切にしていることは、「個性」です。一人として同じ個性はありません。存分に自分という個性を歯科のステージで引き出し、突き抜けてほしいです。強みや弱み、得意不得意の分野もみんな違うはずです。人が好きな方は、患者さんと接する受付や待合室対応。コミュニケーションが好きな方は、カウンセリング担当。数字の好きな方は経理や事務担当。お金の好きな方はマーケティングや経営担当。それぞれ自分の花を咲かせるポジションを追求してみましょう。 また前号で、これからの新時代ではAIやテクノロジーの対極にある人間力が歯科医院の対応力にもっとも重要だとお伝えしました。Chapter3では、これからの時代にもっとも活かせる患者接遇スキル動画を5本も!!!付加させています。スマホからQRコードを読み込むだけですぐに見ることができて、何度でも学べて、活用できて、教育にも使えます!!! これからの時代に必須な人間味のある対応力として「聴く」「表現する」「発信する」特別なスキルを紹介しています。聴くはコミュニケーションの中で一番要になります。患者さんは、事柄よりも気持ちを聴いてほしいのです。事柄はいつ、どこが、どんなふうに痛いのか?いつも問診されている部分です。 しかし患者さんが本当に聴いてほしいことは、いつも聴いている事柄の言葉よりもずっと深いところにあります。深層心理を聴きだせるための聴き方を端的にご紹介しています。 特にいま、人は疲れています。長い長いWithコロナ時代。先が見えない不安や恐怖で心が占領されていらっしゃる方が少なくありません。歯科治療にお見えでも、まずはこの不安を聴いてさしあげることで患者さんが安心を取り戻せ、前を向いて歯科診療に取り組むことができます。そんな大切な部分を担えるのも、診療以外の歯科のステージで活躍できる歯科助手の役割とも言えます。 患者さんが安心してお越しになれる動線の確保。そしてこれからもずっと安心してメインテナンスに通っていただくためのアフターフォローの充実。患者さんの最初と最後のもっとも大切な接点を担当するのがわれわれ歯科助手の役目です。 実際に歯科の現場で輝いて大活躍している歯科助手の事例をぜひご覧ください。5本の輝くスキル動画をぜひ活用ください。そしてあなたもプロアシスタントをぜひ意識して歯科のステージに立ってくださいね。 今日もはりきって患者さんのご対応にいってらっしゃい♪
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著者澤泉仲美子
株式会社オフィスウエーブ代表取締役
- 一般社団法人日本歯科人財開発アカデミー代表理事。
- PAS(日本歯科プロアシスタントスクール)校長。
- 院長塾主宰。
- パーソナルコーチ(国際コーチ連盟〔ICF〕認定プログラム修了)。
- 全米NLP協会認定NLPマスター。
- 現在、約3.000名を超えるデンタルスタッフへ、心の在り方、ホスピタリティー、コミュニケーションを指導。
- 全国に現役歯科スタッフによる認定講師が46名在籍している。