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スタッフの給与が増えれば使える「所得拡大促進税制」

スタッフの給与が増えれば使える「所得拡大促進税制」
スタッフの給与が増えれば使える「所得拡大促進税制」
歯科医院の場合、売上を増やすためには人に投資しなければなりません。
なぜならば、チェアが増えても、ドクターや衛生士が増えないと、売上が上がっていかないからです。

弊社のデータベースからも、売上規模が大きくなればなるほど平均的な人件費率は増加傾向にあります。

キャッシュフロー経営の観点から見ると、人件費率が増えても最終的な利益やキャッシュが増えるのであれば積極的に投資を行なっていく必要があるのですが、投資をしても売上が増えるかどうか不安な場合には、なかなか投資の決断をしにくいものです。

そこで登場するのが、「所得拡大促進税制」と呼ばれる節税スキームです。

このスキーム、一言でいえば、「スタッフに支払った給与の総額が増えれば、増えた金額のうち一定額を節税できる」というものです。

この「所得拡大促進税制」の適用を受けるためにはいくつかの条件がありますが、一般的に毎年給与が増えている医院では使える可能性が非常に高いです。

しかも、この税制は事前届出等は一切必要ありません。

ぜひこの節税スキームを活用して、人への投資を積極的に行なっていってください。

著者山下剛史

税理士法人キャスダック
税理士・行政書士・CFP税理士

<経歴>

顧問先が100%歯科医院という専門特化型の税理士事務所。
「歯科医院のキャッシュの最大化」をモットーに、医院の節税・数値分析、キャッシュフロー改善コンサルティングなど税務会計の枠を超えた幅広いサービスを展開。
2016年現在、約50%のクライアントが売上8,000万円以上を達成している。
数多くの開業も手がけ、開業して数ヶ月でレセプト300枚を達成するクライアントも多数。
クライアントには開業して間もない30~40代のやる気にあふれた先生が多く、歯科医院のパワーパートナーとして関西・関東を中心に活躍している。
主な著書に「利益を出す経営の極意」「キャッシュ最大化計画」「あなたの歯科医院を90日で成功させる」「スタッフのヤル気が歯科医院を発展させる」「歯科医院にお金を残す節税の極意」(ともにクインテッセンス出版)がある。


税理士法人キャスダック
http://www.dentax.jp/

山下剛史

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