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数字に無関心なスタッフに興味を持ってもらう方法

数字に無関心なスタッフに興味を持ってもらう方法
数字に無関心なスタッフに興味を持ってもらう方法
現在、多くの医院で「数値目標」を設定していると思います。
たとえば、毎月の売上高やレセプト枚数、キャンセル率や新患数など。

しかし、多くのスタッフは基本的に数字に無関心です。

スタッフが数字に興味を持てないのには2つの理由があります。

1つ目は、数値が大きすぎてイメージがわかないこと。

たとえば、年間の売上目標を5,000万円と伝えても、金額が大きすぎて
イメージがわかないのです。
これは、われわれが国家予算にイメージを持てないのと同じです。

そのため、数値目標はできる限り細分化して伝える必要があります。

年間の売上を目標にするのであれば、まずはそれを細分化して月間の売上目標、そして週ごともしくは日ごとの売上目標に分解します。

売上は単価×数ですので、さらにそれを1日の患者数や点数にまで細分化してあげると少しイメージがしやすくなります。
数値目標が決まったら、その達成のために各人がどんなことができるのかをミーティングなどで個々に伝えてあげることが大切です。

興味を持てないもう1つの理由は、数字を自分事として捉えていないこと。
結局、その数字を達成すればどのようになるのかイメージがわかないのです。
これを解消するためには、たとえば、弊社では利益の一定割合を決算賞与として分配するなど、フォーカスして欲しい数値に興味を持ってもらうための工夫をしています。

ぜひこの2点を参考に、スタッフ全員で一丸となれる数値目標を設計してください。

著者山下剛史

税理士法人キャスダック
税理士・行政書士・CFP税理士

<経歴>

顧問先が100%歯科医院という専門特化型の税理士事務所。
「歯科医院のキャッシュの最大化」をモットーに、医院の節税・数値分析、キャッシュフロー改善コンサルティングなど税務会計の枠を超えた幅広いサービスを展開。
2016年現在、約50%のクライアントが売上8,000万円以上を達成している。
数多くの開業も手がけ、開業して数ヶ月でレセプト300枚を達成するクライアントも多数。
クライアントには開業して間もない30~40代のやる気にあふれた先生が多く、歯科医院のパワーパートナーとして関西・関東を中心に活躍している。
主な著書に「利益を出す経営の極意」「キャッシュ最大化計画」「あなたの歯科医院を90日で成功させる」「スタッフのヤル気が歯科医院を発展させる」「歯科医院にお金を残す節税の極意」(ともにクインテッセンス出版)がある。


税理士法人キャスダック
http://www.dentax.jp/

山下剛史

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