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美人歯科医師に学ぶ!③歯科医院が今すべきコロナへの対応

美人歯科医師に学ぶ!③歯科医院が今すべきコロナへの対応
美人歯科医師に学ぶ!③歯科医院が今すべきコロナへの対応
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、歯科医院への影響も大きなものになっています。
各クリニックではすでに対策が講じられているはずですが、どうすればいいのか考えあぐねている歯科医師の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、前回と同様に赤松歯科医院の美人歯科医師・赤松佑莉奈先生をお迎えし、赤松歯科医院でされているコロナ対策や患者さん・スタッフへの対応などについてお伺いしていきます。

赤松先生のインタビュー第二弾はこちら↓
【関連】美人歯科医師に学ぶ!②患者さんにリピート来院してもらうポイント

歯科医院におけるコロナへの対応について、参考になれば幸いです。

現時点でのクリニックへの影響

インタビュアー 赤松歯科医院では、コロナの影響でどのような変化がありましたか? 赤松先生 1日に何名かは「自粛」で予約キャンセルの電話が来ていますね。 特に、お子さんと一緒に来院されるママさんなどは、キャンセルされることが多い状況です。 お年を召されている患者さんの場合は、歯がなかったらものが食べられないので意外とキャンセルになりませんが、やはり体調最優先ですので、不要不急のクリーニングの場合は当院から来院を延期していただくよう提案したりもしています。 インタビュアー 日本口腔外科学会や日本歯科医師会からも注意喚起が出ていますね。 赤松先生 そうですね。 たとえば、超音波の機械を使用したクリーニングは現在はなるべく控えていただくよう呼びかけられています。 これは、感染拡大のきっかけになると考えられているエアロゾルが飛ぶからで、もし患者さんがコロナウイルスに感染していた場合、医療従事者が感染してしまうためです。 ですので、口腔内の掃除で来院される患者さんは減っていて、現在は治療の患者さんが多くなっています。

赤松歯科医院で行なっているコロナ対策

インタビュアー 感染拡大に伴い、通常の感染症対策に加えてどのような対策をされていますか? 赤松先生 もちろん普段から感染症対策はしていますが、+αでさまざまな対策を講じています。 普段から行っている感染防止対策としては、 ■手袋・紙コップ・エプロンなどのディスポーザブル(使い捨て) ■診療スタッフのマスク着用 ■器具の滅菌・消毒/オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)の使用 ■診療チェアや操作ボタン等、触れる部分全ての清拭 ■空気清浄機の設置(診療室、待合室) がありますが、それに加え現在は新たに ■定期的な院内の換気 ■受付にアルコール消毒素の設置 ■受付スタッフのマスク着用 ■頻回なスタッフの手洗い・手指消毒 などを行なっています。 換気に関しては、少なくとも1時間に1回は行なっていますね。 当院は窓がないので、入り口のドアを完全に開け切って換気します。 患者さんの人数が多くなってきたらずっと開けていることもあります。 あと、空間除菌です。各患者さんの治療後に診療室内に除菌スプレーなどを振ったりもしています。 インタビュアー そのほか特に意識されている対策はありますか? 赤松先生 予約の調整を意識的に行なっています。 待合室の人数が増えないよう、1チェアーにつき30分に1人くらいの患者さん数にしていますね。 痛みなどの症状があり予約なしで急に来院された患者さんには、待ち時間が発生する場合は予約を取ってもらって一度帰宅していただくとか、待合室では近づいて座らないように端と端で座るなど距離をなるべく開けていただくとか、患者さんが長時間同じ空間にいる状態が発生しないよう心がけています。 これまでは患者さんをお待たせしないことを重視していたので、予約時間になっていなくても待合室の患者さんを次々診療室へ入れていましたが、今はリスクが大きいのでやめています。

患者さんへは呼びかけと体調確認を

インタビュアー 患者さんに対してはどのような対応をされていますか? 赤松先生 まず、先ほどお伝えした対策をボードに掲示して、患者さんに安心してご来院いただけるように試みています。 また、受付の前のアルコールで全員消毒していただくよう呼びかけています。 インタビュアー 「37.5度以上の発熱や咳が出る方の受診は控えていただいております」との注意書きがありますね。 赤松先生 はい。来院時に熱がないかどうか申告してもらって、まだ測ってない患者さんには体温を測定していただいています。 37.5度以上の熱があった場合は、症状がなくても診察を控えていただくようお願いしています。※
※ただし、診療拒否はしてはならないため、状況に応じて医療機関への受診を勧めています。 “患者が発熱や上気道症状を有しているということのみを理由に、当該患者の診療を拒否することは、応招義務を定めた医師法(昭和 23 年法律第 201 号)第 19 条第1項及び歯科医師法(昭和 23 年法律第 202 号)第 19 条第1項における診療を拒否する「正当な事由」に該当しないため、診療が困難である場合は、少なくとも帰国者・接触者外来や新型コロナウイルス感染症患者を診療可能な医療機関への受診を適切に勧奨すること。 ” 【引用】新型コロナウイルス感染症が疑われる者の診療に関する留意点について - 厚生労働省
電話がかかってきて「熱がある」と報告してくださった患者さんや、不安に思われている患者さん、来院を迷っている患者さんがいらっしゃったら「一旦、診療はやめておきましょう」と提案し、5月以降に予約を取り直していただいています。 また免疫力の弱いご年配の患者さんには、不急の場合はこちらから電話して6月以降の予約を提案しています。 インタビュアー 体温を測っていただくようにしているんですね。 問診票などに何かコロナに関する項目を増やされたりといった対策はされていますか? 赤松先生 当院では行なっていませんが、コロナに関する問診票を別で作成し、患者さんにその日の体温や症状、海外渡航歴などを確認している歯科医院もあるそうです。

歯科スタッフにも注意喚起

インタビュアー 赤松歯科医院で勤務されているスタッフの方々にはどのような対応を取られていますか? 赤松先生 現在は予約も詰めないようにしていますので、スタッフの体調第一で考えており、少しでも疑わしい症状があればお休みを取ってもらっています。 例えば少しでも咳き込んでいるスタッフがいたら、体調が心配なのもそうですし、患者さん側の心証もよくないと思いますので、休んでもらっていますね。 インタビュアー 赤松歯科医院ではスタッフのグループLINEを活用されているとか。 赤松先生 はい。医院内のスタッフが入っているグループLINEで注意喚起を行い、またいつも以上に連絡とりあって、体調確認などを行なっています。 休日も、買い物など大事な用事以外は家にいてもらうように呼びかけています。 インタビュアー 最後にひとことお願いいたします! 赤松先生 今はこういう情勢で患者さんにご来院いただけなかったりして、大変なこともたくさんありますが、いつか収束することを願ってお互い頑張っていきましょう。 そして、患者さんやスタッフ、自分自身を守るためにしっかり感染対策を行なっていきましょう!

まとめ

新型コロナウイルスは依然として猛威を振るっており、まだまだ厳しい状況が続く可能性があります。 しっかりとした対策を行うことで危機を乗り切りましょう。 患者さんの人数が減ってしまうなど影響が出ている歯科医院ですが、時間に余裕ができた今だからこそ取り組めることもたくさんあります。 例えば、院内の制度の見直しや、経営を行う上で重要なマーケティング施策の考案などです。 【関連】ウェブマーケティングのプロに聞く!ネットを活用した集客の極意〜その①LINE@の活用編〜 必要以上に焦らずに、できることから取り組んでいきましょう。 ※本インタビューにおける各対策はあくまで一例です。 厚生労働省のホームページ等を適宜ご確認ください。 【参考】新型コロナウイルスに関するQ&A(医療機関・検査機関の方向け) - 厚生労働省

著者赤松佑莉奈

歯科医師

■経歴
神戸女学院高等学部卒業
大阪歯科大学歯学部卒業
和歌山県立医科大学附属病院 歯科口腔外科 臨床研修終了
■現在
赤松歯科医院 勤務
和歌山県立医科大学附属病院 歯科口腔外科 非常勤医師
■所属学会
日本口腔外科学会
赤松佑莉奈

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