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歯科医院の面接で求職者のストレス耐性を見抜く方法

歯科医院の面接で求職者のストレス耐性を見抜く方法
歯科医院の面接で求職者のストレス耐性を見抜く方法
こんにちは。
人事コンサルタントの大橋高広です。
今回は、辞めないスタッフを探したいと考えているときに、とても気になる「ストレス耐性」について、お伝えさせていただきます。

私のこれまでの事例では、次の3つに該当する方はストレス耐性が高いと感じております。
それは、
①ストレスを乗り越えた経験がある人
②自分のライフスタイルを確立している人
③院or院長or業務へのロイヤリティが高い人
の3つです。

まず、①については、仕事やスポーツなどで、過度のストレスを乗り越えた経験がある人は、ストレスと向き合う力やストレスを解消する方法が身に付いている可能性が高いため、ストレス耐性があると考えられます。
「これまでに色々なことに取り組んでこられたと思いますが、大きなストレスがかかったとき、どのようにして乗り越えてこられましたか?」などと聞いてみてください。
この際、より具体的に答えていただけるように促すことがポイントです。

つぎに、②についてですが、趣味などプライベートが充実している人は、仕事ではなく、プライベートを重視している可能性が高いため、仕事は仕事と割り切って働くことができると考えられます。
「休日はどのようなことをして過ごしていらっしゃいますか?」などと聞いてみてください。
ただし、愛読書に関することなど採用面接時に聞いてはいけないことがあるため、下記の厚生労働省ホームページをご参考ください。
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm

さいごに、③についてですが、これが一番難しくはありますが、もっとも重要な対策方法です。
「院の経営理念や目指す方向性」、「院長の人柄や技術」、「院における業務」に惚れ込んで入ってきたスタッフは粘り強く頑張ってくれる可能性が高いです。
しかし、これには、上記について情報発信していくことが求められます。
大変ではありますが、ぜひ「類は友を呼ぶ」を実践していただければと思います。

【参考】
「歯科医院における求人は集患と同じくマーケティングが重要
(https://d.dental-plaza.com/archives/1279)」

なお、他にストレス耐性がある方の特徴としては、「独立志向の方」というのもありますので、辞めないスタッフをお探しの場合は注意が必要です。

それでは、次回は、「とは言うものの、もっと簡単にやれないものか」とお考えの方のために、辞めないスタッフを「一発で」見抜く方法について、お伝えさせていただきます。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

著者大橋高広

株式会社NCコンサルティング
代表取締役社長

1982年生まれ。 大阪府出身。 人事評価制度、管理職育成、職場改善の専門家。 大阪商工会議所人事労務サポート推進パートナー、八尾市や守口市、門真市、和泉市などの商工会議所専門相談員。 同志社大学を卒業後、大手通信系企業にて歓楽街での飛び込み営業を経て、経済団体に入職し中小企業の経営支援に従事する。 その際、橋下徹氏による府政改革を経験。 その後、中堅製造業で総務経理を担当する傍ら、父から息子への事業承継を推進。 2015年、NCコンサルティングを設立。

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大橋高広

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