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<第4回>若林歯科医院で行われる全顎的診査「歯科ドック」とは?③

<第4回>若林歯科医院で行われる全顎的診査「歯科ドック」とは?③
<第4回>若林歯科医院で行われる全顎的診査「歯科ドック」とは?③

~カウンセリングがなぜ大切なのか~

診療の基本的な流れとしては、初診で来られたら問診で第2回目にお話ししたテーマなどを患者さんに説明して「歯科ドック」へと誘導します。 「歯科ドック」の後、検査結果をもとに後日カウンセリングを行います。そしてこのカウンセリングがとても大切です。ここをきちんとやることで患者さんが自分の病態を理解し、本気になって治す気持ちになってくれるからです。 検査の結果、深いポケットがあって歯周病になっている場合、最初に何をするか。当院では、まずブラッシング、スケーリング、ルートプレーニングなどの歯周基本治療を行います。(さらにこの基本治療を何回か繰り返して行います。)その後、再評価して、治っていなかったら再度基本治療を行う。それを2、3度繰り返すことで8割近くの患者さんは改善します。それでも治らない場合は歯周外科処置を行います。さらにポケットが全て改善されたら補綴修復を行い、その後メインテナンスに入るという、このステップを地道に上っていかなくてはなりません。まさにその入口となる「検査結果とカウンセリング」、ここをしっかり行うことが、このステップを最後まで息切れすることなく上りきるためにとても大切になってきます。

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著者若林 健史

医療法人社団真健会 理事長 若林歯科医院/
オーラルケアクリニック青山

略歴
1982年
日本大学松戸歯学部卒業
東京都練馬区若林歯科医院勤務
1989年
東京都渋谷区代官山にて開業
2014年
代官山から恵比寿南に移転
所属学会・団体
  • 日本大学客員教授
  • 日本歯周病学会理事・専門医・認定医
  • 日本臨床歯周病学会・認定医・指導医
  • アンチエイジング歯科学会常任理事・認定医
  • 日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤講師
  • 日本大学歯学部細菌学講座非常勤講師
  • 広島デンタルアカデミー非常勤講師
  • 盛岡社会福祉専門学校非常勤講師
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本顎咬合学会会員
  • 抗加齢医学会会員

若林 健史

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