~カウンセリングの重要性について掘り下げる②~
カウンセリングでは「食べかすや歯周病菌、虫歯菌が歯垢をつくって、そこに砂糖が浸み込んで乳酸をつくって、ウイルスが溶かして虫歯になります。虫歯菌とはこんなものですよ」という話をします。さらに「毒素をつくって歯肉炎になって、それが骨を溶かして、また、唾液がカルシウムと歯垢に取り込まれて歯石になって、骨を溶かすのを手伝ったりして、最終的に歯周病になっていく。この紐みたいなのが歯周病菌です」と説明します。要は、ワルモノは歯垢だったり歯石だったり、さらに一般的には砂糖が悪いと言われていますが、砂糖そのものというよりも生活習慣が大きく影響しているということを理解してもらいます。 この方は25歳の男性ですが、25歳でこんな状態になってしまいました。小学校の頃から"鍵っ子"で両親が毎晩8時頃にならないと帰って来ないので、お母さんいつもお菓子を用意していました。甘い物を食べて、サイダーなどの炭酸飲料を日常的に飲んでいました。
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著者若林 健史
医療法人社団真健会 理事長 若林歯科医院/
オーラルケアクリニック青山
略歴
- 1982年
- 日本大学松戸歯学部卒業
東京都練馬区若林歯科医院勤務 - 1989年
- 東京都渋谷区代官山にて開業
- 2014年
- 代官山から恵比寿南に移転
- 日本大学客員教授
- 日本歯周病学会理事・専門医・認定医
- 日本臨床歯周病学会・認定医・指導医
- アンチエイジング歯科学会常任理事・認定医
- 日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤講師
- 日本大学歯学部細菌学講座非常勤講師
- 広島デンタルアカデミー非常勤講師
- 盛岡社会福祉専門学校非常勤講師
- 日本抗加齢医学会
- 日本顎咬合学会会員
- 抗加齢医学会会員
- 医療法人社団真健会 若林歯科医院ホームページ:
https://wdental.jp/
- オーラルケアクリニック青山ホームページ:
https://oral-care.org/