~歯周治療は特殊な治療。医院スタッフ全員によるチームアプローチが大切です~
この方は36歳の男性です。「奥の方の虫歯を治療して欲しい」という主訴で来院されましたが、ご覧いただいて分かるように大量のプラークが付着しています。私は当時、歯科医院に勤務してちょうど1年が経過し、2年目の時に院長に言われてこの患者さんを担当しました。 そこで最初に「歯垢が付いていると虫歯になりやすいので、しっかり歯磨きしましょう」とお伝えして、いきなりチェアサイドで歯ブラシを持たせて磨いてもらいました。「45度に当てて小刻みに動かしてくださいね」などと指導すると、患者さんの方も「そうか、こうやってやればいいんですね」と素直に聞いてくれました。「上顎の奥歯は大きく口を開けてしまうと粘膜が寄ってきて歯ブラシが入らないので、口を閉じた状態で横からやるとうまく磨けますよ」と言えば「そうかそうか、そうやってやるんだね」という感じでコミュニケーションも順調でした。
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著者若林 健史
医療法人社団真健会 理事長 若林歯科医院/
オーラルケアクリニック青山
略歴
- 1982年
- 日本大学松戸歯学部卒業
東京都練馬区若林歯科医院勤務 - 1989年
- 東京都渋谷区代官山にて開業
- 2014年
- 代官山から恵比寿南に移転
- 日本大学客員教授
- 日本歯周病学会理事・専門医・認定医
- 日本臨床歯周病学会・認定医・指導医
- アンチエイジング歯科学会常任理事・認定医
- 日本大学松戸歯学部歯周治療学講座非常勤講師
- 日本大学歯学部細菌学講座非常勤講師
- 広島デンタルアカデミー非常勤講師
- 盛岡社会福祉専門学校非常勤講師
- 日本抗加齢医学会
- 日本顎咬合学会会員
- 抗加齢医学会会員
- 医療法人社団真健会 若林歯科医院ホームページ:
https://wdental.jp/
- オーラルケアクリニック青山ホームページ:
https://oral-care.org/