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砂糖の歩んできた道 その1
世界商品とは?

2019/11/14 デンタル〇〇デザイン

明治維新以来、日本は大きく発展を遂げてきた。
その最大の理由は何だろう?

(図1)
まず、日本人はまじめで勤勉であることがあげられる。
それに、教育レベルが高く、技術力があり"もの作り"に優れている。
そして車や電化製品などを製造し輸出する。

さて筆者は、30年来モンゴルで歯科保健活動を行ってきた。
この間、社会や食生活の変化をつぶさに見てきた。
首都ウランバートルの市内では、数年前まで隣国製の乗用車が多かったが、現在は9割までが日本車だ。
その理由を聞くと、故障が少ないし燃費が良いとのことだった。
我が国が、良い製品を作り続けてきたおかげである。
これが国家の信頼だ。

(図2)
また現在、大草原に暮らす遊牧民の誰もが携帯電話を持っている。
たった10年前には考えられなかったことである。
電化製品や通信技術の発展が、世界中の人々の生活を大きく変えたのだ。

(図3)

このように世界中の誰もが欲しがり、,売れるものを"世界商品"と言う。

(図4)
ここでクイズを一つ。
"最初の世界商品"とは、いったい何だろう?
   1:米   2:衣服   3:砂糖

(図5)
正解は"砂糖"である。
でも現在、簡単に手に入る砂糖がなぜ世界商品だったのだろう?

かつて、甘い味の食べ物は、非常に珍しかった。
しかも中世の時代,砂糖は万能薬であったのだ。(注1)

(注1):中世、イスラム医学は世界で最も進んでおり、砂糖は結核の治療など10種以上の効能があるとされていた。

でも砂糖が、どうして薬だったのか?
砂糖は、優れたエネルギー源である。
つい最近まで、誰もが慢性的な栄養不足でした。
しかし砂糖を摂取するとり血糖値が上がり元気になる。

現在、砂糖はむし歯や肥満の原因になるため悪者にされがちだ。
しかしながら、世界では9人に1人が飢餓で苦しみ、1分に17人が亡くなっている。
飢餓で苦しんでいる人々にとって、砂糖の過剰摂取は考えられない問題なのだ。

さて幕末の時代、世界の列強国は日本を植民地にしようとしていた。
しかし、それを免れた理由の一つに砂糖があるという。

(図6)
そこで次回より、"砂糖の歩んできた道"について述べよう。