Dental Life Design

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粧うからお口の健康を考える
化粧療法とは第3回:
スキンケア×唾液腺マッサージ=?

2020/10/28 デンタル〇〇デザイン

今回のタイトルの答えを考えてみましょう。

スキンケアは肌のお手入れや基礎化粧と言われ、化粧水、乳液、美容液、クリームなどを使って肌を清潔にし、肌の乾燥やしわ、しみ、たるみを防いだりすることです。動きとしては、化粧料を肌になじませるために顔をさすったり、たるみ予防としてマッサージをしたりします。またリラックス効果を高めるために、指でツボを押したりします。



一方、唾液腺マッサージは、口腔ケアのひとつで、唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)を刺激し、唾液の分泌を促す方法です。その方法としては、唾液腺を肌の上からさすったり、指で押したりします。

スキンケアと唾液腺マッサージは、手の動きという視点で考えると、非常に似ています。違いは、化粧品を使っているかどうかだけです。写真の女性も見方によっては、耳下腺をマッサージしているようにも見えます。

通常、マッサージをするとき、化粧水やクリームなどを使うとすべりがよくなり、手や指を動かしやすくなります。また、香りによるリラックス効果なども期待できます。

世の中の女性で、毎日スキンケアをする人口と毎日唾液腺マッサージをしている人口はどちらが多いでしょうか?今年1月に弊社が70~84歳の女性(300名)を対象に実施した化粧実態調査(インターネット調査)の結果です。



高齢期には、メイクをしなくなる人の割合は増えますが、スキンケアは比較的継続される化粧行為ということがわかります。若い世代とほとんど変わりません。

残念ながら、唾液腺マッサージを習慣的に実施している女性の正確な数字はわかりませんが、スキンケアをしている人口と比較すると明らかに少ないということは容易に想像できます。

高齢になって、新しいことを習慣化することは難しいかと思います。口腔ケアの一環で唾液腺マッサージを習慣化するには、習慣化された行為、つまりスキンケアの中で実施してもらうほうが受け入れられやすいと考えられます。そうすることで肌も口の中も潤い、一石二鳥です。そして、ステキな笑顔に出会えるでしょう。



ここで重要なことは、唾液腺が顔のどの場所にあるかを誰が伝えるかということです。いうまでもなく歯科従事者から発信していただくことがもっとも自然で効果的です。毎朝のスキンケアのときに、唾液腺がある箇所を思い出してもらえれば、自発的かつ継続的に唾液腺マッサージを自宅で実践してもらうことができるでしょう。

最後に解答です。

スキンケア × 唾液腺マッサージ = 肌がきれいになる口腔ケア

「『肌がきれいになる口腔ケア』はじめました。」
こんな歯科医院があってもよいですね。

次回は、「食べる」と「粧う」について紹介します。