受付のそばにある歯ブラシや歯周病予防のうがい薬などのオーラルケア用品(商品)。 たまにしか売れないからといって、ほったらかしになっていませんか。【ほったらかし注意報-その①】
商品が売れに売れて儲かっているという話は、あまり聞かないですよね。 でも、利益が小さいからといって定期的なメンテナンスを怠ると、次のような問題も…。 ①まずい… 知らぬ間に使用期限が切れていて、売り物にならない! ②限りある院内でデカデカと設置しているけど、本当に全部必要? ③あの商品どこいったかな…。 紛失? 盗難… なわけないよね…? どれも思い当たる、いっそ商品の取り扱いをやめた方がいいのだろうか…。 そうではありません。 扱い方次第で、驚くほど重要な役割を果たすこともあります。 ある歯科医院では、定期的に、商品についての会議を行っています。 患者さんにとって、より良い歯科医院になることをゴールとして、今月の販売結果をもとにこれからの商品ラインナップをスタッフみんなで話し合います。 この会議のポイントは次の3つです。 ①具体的にどの患者さんに提案するか = 並べるだけの商品なら、最初から扱わない ②その患者さんに、商品の良さをどう説明するか = 患者さん目線で必要性を考える ③その提案により、次の来院につなげられるのか = 目的は患者さんの満足度アップ 会議を定期的に繰り返すことで、スタッフ一人一人の考える力が養われ、人材育成にも貢献。 それが毎月でなくとも、定期的にやってみる価値はありそうです。【ほったらかし注意報-その②】
確定申告は税理士に任せているから大丈夫!と、ほったらかしになっていませんか。 税理士もいただいた資料や情報をもとに処理をします。 ということは、その資料や情報では分からなければ処理もできない、これが事実です。 定期的に、次のようなコミュニケーションがあれば別ですが! ①確定申告を行うとき、もう価値がない商品の場合 税理士 :「先生、在庫多くないですか。念のため、棚卸明細を確認してください」 院長先生:「あれっ?使えないものや売れないものも、在庫にカウントされているぞ」 税理士 :「では、在庫とせずに、費用にしましょう」 ②もう存在しない・使わない減価償却資産の場合 税理士 :「固定資産台帳もチェックしましょう。このパソコンはまだありますか?」 院長先生:「こんな古いパソコンはもうないよ、買い替えのときに処分したかな」 税理士 :「では、固定資産とせずに、費用にしましょう」 費用が増えれば、税負担は少しでも和らぎます。 それどころか、そもそもそれは、払わなくても良い税金かもしれません。 日々、ご多用の院長先生にとって、結果として「ほったらかし」に陥ることも止む無きことかと。 しかし、院長先生が患者さんにお話しをされる歯の定期的なメンテナンスと同様に、院長先生ご自身の経営の定期的なメンテナンスも重要ではないでしょうか。
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