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経費に入られるかどうかの判断基準

経費に入られるかどうかの判断基準
経費に入られるかどうかの判断基準
経費に入れられるかどうかの判断基準、それは、そのお金が事業を行う上で必要と認められるかどうかです。
(ですので会計上は「必要経費」と呼びます。)

たとえば、ベンツなどの高級車であっても、経費として認められる理由は、「疲れない」「安全な車を選んだ」などの理由が存在するからなのです。

ただ、ここで難しいのが「本当に必要か?」というところです。

たとえば、一般的に院長が講演会などに新幹線のグリーン車で移動した場合、このグリーン車代金は経費に入れることができます。

しかし、よくよく考えると別にグリーンで絶対に移動しないといけないという理由はどこにもないような気もします。

ここで大事になってくるのが、このグリーン車を使わなければならない理由付けなのです。

たとえば、「講演までに疲れては困る」とか、「一般の指定席だと移動中のパソコンで仕事をするときに、患者さんの大事なデータを隣の人に見られてしまう可能性がある」、などという理由です。

経費に計上する場合にはこの「なぜこれが必要なのか?」という理由が必要となります。

税務調査で否認されないためにも、必要経費として計上しているものには、すべて理由付けが必要であるということを、ぜひ覚えておいてくださいね。

著者山下剛史

税理士法人キャスダック
税理士・行政書士・CFP税理士

<経歴>

顧問先が100%歯科医院という専門特化型の税理士事務所。
「歯科医院のキャッシュの最大化」をモットーに、医院の節税・数値分析、キャッシュフロー改善コンサルティングなど税務会計の枠を超えた幅広いサービスを展開。
2016年現在、約50%のクライアントが売上8,000万円以上を達成している。
数多くの開業も手がけ、開業して数ヶ月でレセプト300枚を達成するクライアントも多数。
クライアントには開業して間もない30~40代のやる気にあふれた先生が多く、歯科医院のパワーパートナーとして関西・関東を中心に活躍している。
主な著書に「利益を出す経営の極意」「キャッシュ最大化計画」「あなたの歯科医院を90日で成功させる」「スタッフのヤル気が歯科医院を発展させる」「歯科医院にお金を残す節税の極意」(ともにクインテッセンス出版)がある。


税理士法人キャスダック
http://www.dentax.jp/

山下剛史

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