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しくじり先生の小児歯科 その48 形成の基本痛くない部位から削り始める

しくじり先生の小児歯科 その48 形成の基本痛くない部位から削り始める
しくじり先生の小児歯科 その48 形成の基本痛くない部位から削り始める
前回、タービンの音を繰り返し聞かせることで、音に対する閾値を上げる方法について述べた。

しかし、局所麻酔をしたとはいえ、十分効いていないかもしれぬ。
もし削って痛みを与えれば、泣きだすだろう。

それを見抜くためには、コントーロルを作っておくことである。
削る時には、絶対痛くない部位から始める。

これは形成の基本といえる。
それはどこだろう?
少し考えていただきたい。

正解は、
①セメント・充填物 ②フリーエナメル である。
そこで、まずここから削る。

もし手を上げたり嫌がったら、まだタービンの音が恐いのだ。
もう一度、鏡を見せながら前回述べたことを繰り返す。

https://d.dental-plaza.com/archives/26319

ここまでは平気だったが、象牙質を削り始めると嫌がった。
これは、麻酔が十分でない証拠である。
もう少し効くまで時間をおくか、再度麻酔を追加する。


さて、ここでクイズを一つ。

第1乳臼歯と第2乳臼歯に隣接面カリエスがある。
麻酔をうち、ラバーダムを装着し、手を上げる練習もした。
これから形成を始めるとする。
どの部位から形成を始めれば、痛みを与える確率が少ないだろう?


続く

著者岡崎 好秀

前 岡山大学病院 小児歯科講師
国立モンゴル医科大学 客員教授

略歴
  • 1978年 愛知学院大学歯学部 卒業 大阪大学小児歯科 入局
  • 1984年 岡山大学小児歯科 講師専門:小児歯科・障害児歯科・健康教育
所属学会等
  • 日本小児歯科学会:指導医
  • 日本障害者歯科学会:認定医 評議員
  • 日本口腔衛生学会:認定医,他

歯科豆知識 「Dr.オカザキのまるごと歯学」では、様々な角度から、歯学についてお話しします。
人が噛む効果について、また動物と食物の関係、治療の組立て、食べることと命について。
知っているようで知らなかった、歯に関する目からウロコのコラムです!


岡崎 好秀

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