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様々なスペシャリストが安部歯科医院に集まる理由ー前編ー

様々なスペシャリストが安部歯科医院に集まる理由ー前編ー
様々なスペシャリストが安部歯科医院に集まる理由ー前編ー

大阪府東大阪市の安部歯科医院には、医療スタッフのほかにもクリニカルコーディネーターや健康管理士、管理栄養士、ネイリストなど、様々な資格・特技を持ったメンバーが集い、地域とくらしに密着した治療や指導を行っています。
多彩な才能を持つスタッフが多数在籍する理由、そしてそのメリットについて、お話を伺いました。

ーーまずは安部逸世(いっせい)院長にお尋ねします。安部歯科医院にはなぜ、さまざまな得意分野を持つスタッフが数多く集まっているのでしょう?

特に意識してユニークな人材を集めているというわけではなく、基本的な採用活動を経て採用した人材にたまたま得意分野を持つ人が多かった、という部分が大きいと思います。そもそも、人には得意・不得意や性格がありますよね。いろんな特技・特性を持った人が集うことでお互いのいい部分を伸ばし、活かせるよう周囲がサポートする環境があれば、みんなが成長できると思います。そしてそれを目指し、一つひとつ実践してきた結果が今の安部歯科医院。「安部歯科はこういうスタイル、だからこういう人を集める」のではなく、新しいスタッフが加わるごとに、その人に合わせた新しいスタイルも取り入れる。こうした柔軟な姿勢を常に取っていたいと思っています。
今は、当院の軸となる「診ているのは未来に続く健康です。」「おくちに笑顔、からだに元気、毎日に喜びを。」というコンセプトと、患者最優先という基本的なスタンスを大前提としながらも、スタッフそれぞれの個性や特性を生かした診療スタイルが実現できていると思います。スタッフからアイデアを出された際も、患者さんにとっていいことならどんどん取り入れていくので、スタッフもやりがいを感じてくれているようです。スタッフにやる気があふれていたり、院内に活気が感じられるのは院長としても嬉しい限りです。

ーー歯科医院に栄養士が在籍しているというのは珍しいように感じますが。

私は長年歯科医師として患者さんと接してきて、我々歯科医師、歯科衛生士だけでは口の健康すべてをカバーするのは難しいと感じていました。ドクターや衛生士ができるのは、あくまで検査や治療だけ。モノを食べられる口を作るには、食のプロが必要だと思ったんです。口の状態が全身の健康につながっていくことを考えると、管理衛生士がいないと理想の口腔作りはできないのでは…。そう感じていたころに、医療現場では管理栄養士が活躍できる場が意外と少ない、ということを聞き知りました。優秀な人材や資格が活用されていないのは非常に残念だし、献立作成だけではない活躍の場が歯科にはあるのではないか。栄養についてはもちろん、口腔状況ごとに異なる最適な調理法、健康づくりのための食事とは何かを熟知する管理栄養士こそ、これからの歯科に携わるべきなのではないか。そう思い至り、2年ほど前に管理栄養士資格を持つスタッフを採用したのです。
また、近年、在宅訪問の口腔ケアをする機会も増加傾向にあり、そうならないためのケアが歯科医院に求められているのに、それができていない現状もある。この状況を打破するためには、歯科と栄養士のタッグが必要です。年齢を経てもしっかり食べられる口を目指すためにも、子どものころからの口作りを進めて行く必要がありますが、その取り組みにも栄養士は不可欠なのです。

ーー管理栄養士の方の業務にはどのようなものがあるのでしょう。

「正しい口づくり」全般ですね。口腔育成の概念から考えると、正しい歯並びこそが正しい栄養摂取に繋がります。年齢を経たときに寝たきりにならないよう、正しい栄養が摂れる口であることが大切なのですが、歯科医師・衛生士では食事のことまでは発想が及びません。また、通常業務内における作業量が多く、食事について指導できるような時間を捻出すること自体が難しい。そこで、栄養士の出番となるわけです。
例えば、補綴治療を行っている患者さんには、治療後に栄養士が面談することで、ちゃんと噛める口になっているか、栄養は適切に摂れているか評価をすることができるし、日頃の食事での栄養や嗜好のアンバランスを見抜くこともできる。こうして得た情報が治療の手助けになることも多いのです。

ーーさまざまな得意分野を持つスタッフがそろうことで得られたメリットとは?

治療だけではなく、予防のための取り組みにも力を入れることで、最近では「ここに通うことで、歯の健康だけではなく全身の健康を意識できるようになった」と言われることが増えてきました。患者さん自身が“歯科医院は治療のためだけに通うところではない”と感じ始めてくれているんです。つまり、治療だけの歯科から予防歯科へ、そしてさらにその先を行く健康歯科へと成長できているのかなと嬉しく思います。
また、当院は女性スタッフの割合が非常に高いのですが、これからの歯科医療現場は女性が活躍できるような職種にどんどん変わっていくと思うので、“女性が活躍する場所としての歯科医院”の先駆けになっていければ、と思っています。

ーー先ほど安部院長のお話に健康歯科というワードが出ましたが、安部歯科医院にはその象徴的な存在ともいえる歯科医師、井田冴香先生も在籍されています。井田先生は美ボディを競う大会「サマー・スタイル・アワード 2019」日本大会5位入賞という経歴を持ち、まさに健康美を体現する女性。そんな井田先生が美と健康を追求する理由とは?

私は5歳からバレエを習っていて、小さなころから人一倍「美」に関して興味がありました。体を動かすのもずっと好きでしたが、本格的に筋トレを始めたのは、予防歯科を推進する安部歯科医院で働くようになってから。自分自身が歯の健康と美ボディを極めることで、一人でも多くの人に予防歯科への興味を持ってもらえれば、と思ったのがきっかけです。女性の歯科医師で美ボディを極めている方もあまりいらっしゃらなかったので、自分がそうなれたら…と、サマー・スタイル・アワードに出場したところ、大阪大会で優勝、全国大会では総合5位、医療部門では3位に入賞。ありがたいことに「歯科医師が美ボディ大会で入賞」とニュースにも取り上げられ、たくさんの反響を得ることができました。今後も歯とボディの美と健康を追求して、歯科は予防医学の先端になれる、ということを広めていきたいですね。そのためにも、インタビューなどで「その美ボディはどこから?」と質問されたら「歯からです!」と答えるようにしています(笑)。
そもそも、内臓をはじめとする体内器官のケアをしていくことを考えた際、唯一歯だけが自分でケアできるパーツであり、高齢になったときの肥満予防や病気予防の観点から見ても一番手をかけるべきパーツだと私は思っていて。このことを知れば、患者さんももっと予防歯科に興味を持ち、歯科医院は「歯が痛くなってから行くところ」ではなく、健康への意識を持って来院してもらえる場所になるんじゃないかと期待しています。

ーー井田先生が今後目指したいのはどのようなことでしょうか。

歯科医院のイメージを変えたい、ということですね。以前に比べ、最近は多くの方が「歯が大事」と思うようになり、歯に対する意識が高まってきているとは思いますが、治療ではない歯のケアにお金をかける方はまだまだ少数で、歯科医院に通うこと自体が苦手という方も多い、というのが実情。美容院には定期的に行くのに、歯科医院には定期的に通うようないいイメージがない方が多いんです。
でも、歯を失ってから後悔する方は本当に大勢いらっしゃるので、歯科=治療ではなく、歯科=予防というイメージに変えていければと思っています。 今は筋トレがブームだし、フィットネス業界が盛り上がっているので、私自身が健康美を追求することで歯科と健康のイメージをつなげ、健康は歯から、ということを広めたいし、患者さんにも知ってほしい。そのためにも、積極的に情報発信をしていきたいと思っています!

「サマー・スタイル・アワード 2019大阪大会」にてBeauty Fitness Model部門で第1位、Bikini Model部門で第2位を受賞された際。


2019年8月に行われた「サマー・スタイル・アワード 2019」にて。

<井田先生の活躍を伝える関連記事はこちら>
安部歯科医院ブログ
https://www.ismedical.jp/blog/10993.html
ORICON NEWS
https://www.oricon.co.jp/news/2140252/full/

ーーでは、健康管理士の﨑山愛華さんと管理栄養士の山本華優乃さんにもお話を伺いたいと思います。日々の業務内容はどのようなものでしょうか。

主に、インプラント治療や補綴治療の患者さんへの健康指導、保健指導を行っています。本来、歯を治療すれば食べられるものが増えるはずなのに、患者さんの中には歯が悪かったときと同じ食習慣を続ける人も少なくありません。そうした偏った食生活を続けていては、肥満や生活習慣病に繋がる可能性もありますよね。なので私たちは、まず普段どんなものをどんなふうに食べているのか詳しくお聞きし、健康的な食生活を送るためのアドバイスを行っています。特に意識しているのは、「魚の切り身は苦手だけど、ツナの缶詰やしらすなら食べられる」という人に対し、ツナ缶だけではなくサバ缶も勧める、というように、その人にとって必要な栄養素やおすすめの食材、調理法をできるだけ具体的にお伝えすることで気軽に取り入れてみようと思ってもらえるよう、話し方にも気をつけています。(﨑山さん)


治療後などに時間をつくって保健指導をすることが多いのですが、その際お伝えしているのは、食生活を完璧にできなくてもいいので、今の自分のままできることを1つずつ増やし、より良い状態に近づくための習慣をつけていきましょう、ということです。 食生活は、口のトラブルの一番の原因とも言われています。口の中が常に酸性状態、というのが歯にとって一番望ましくない環境なので、「食後のデザートはOK。でもだらだら食べはNG!」「おやつのあとに水やお茶を飲み、口の中や歯に食べ物がついたままにしないことが大切」といった、基本的かつ簡単なアドバイスから始めています。(山本さん)

ーーお二人が考える、歯科医院で健康管理士、管理栄養士が働く意義、そしてやりがいとはどのようなことでしょうか。

治療とは別にきちんと時間を取り、1対1で日常の食生活や食に関する悩み、相談についてフランクにお話することで、診察、治療だけでは知り得ない深い情報をお聞きできることだと思います。また、それを担当の歯科医師と共有することで、治療計画を立てるのにも役立ちます。(﨑山さん)

保健指導の中には食物摂取頻度調査というものがあり、1週間でどれだけの栄養を摂取し、何が過不足になっているのか詳しくお聞きすることがあるんですが、患者さんの中には朝食を食べないという人も。栄養バランスはじめ、代謝や1日のエネルギー量を考える上でも朝食は大切です。バナナとヨーグルトなど、簡単かつ調理の必要がないもので良いので、何か食べるようアドバイスするようにしています。その後、同じ患者さんから「話を聞いて食生活を見直し、朝食を食べるようになった」と言われると、健康的な食習慣への後押しができたのかなと感じ、とても嬉しくなります。(山本さん)

私たちが普段から気をつけているのは、患者さんに「また聞きたい、もっと知りたい!」と思ってもらえる情報を提供すること。その一環として、料理の腕に自信がない人でも簡単に作れるレシピを掲載した冊子を作り、配布しているんです。歯に関する知識が得られる読み物と、普段の生活に気軽に取り入れられるレシピで構成したもので、「忙しくて料理ができない日が続くと﨑山さんの顔が思い浮かぶから、最近は簡単なものでも何か作るようになった」「料理は苦手だけど、この本に載っている簡単レシピなら作れるかも、と思って試してみた」など、嬉しい感想もいただいています。今後も目的別のレシピを掲載したり、レシピカードを作ったり…と、さまざまなやり方で患者さんの食生活をサポートして行きたいと思っています。(﨑山さん)

様々なスペシャリストが安部歯科医院に集まる理由 ー前編ー
様々なスペシャリストが安部歯科医院に集まる理由 ー後編ー
患者さんがリラックスできる医院づくりのために

安部歯科医院
https://www.ismedical.jp/

著者松下 陽子

大阪市在住。
2000年よりライターとして活動、2004年フリーランスに。
雑誌・広告・Webメディアなどで美容・健康に関する記事を執筆。
松下 陽子

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