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歯科医院にホームページは必要?
作成メリットや注意点や費用を解説

2019/11/6 歯科医院経営

歯科医院の数はコンビニよりも多いと言われて久しいです。
実際、2018年には23件の歯科医院が倒産し、過去最大の倒産件数を記録しています。

【出典】医療機関の倒産動向調査 - 帝国データバンク

廃業してしまう歯科医院も少なくない中で、勝ち残るための重要なポイントはズバリ差別化です。
そのための一つの手段として、ホームページの開設が挙げられます。
ここでは、ホームページを開設することで得られるメリットについて紹介します。

歯科医院のホームページの役割

スマートフォンが普及し、何を行うにもすぐにネット検索ができるようになりました。 初めて行く場所については必ず下調べするという人が増えており、集客をしなければいけない業界ではホームページは重要な役割を担っています。 ここでは歯科医院にとってのホームページの役割を紹介します。

存在や場所の認知

ホームページ開設の一番の役割は、医院の存在がアピールできる点です。 インターネットが普及した現在、歯が痛くなってしまって歯科医院に通いたいけれど、どこがいいかわからない人の多くが事前に自宅や職場近くの歯科医院について検索をしています。 普段通る場所に歯科医院があることを知っていれば、事前にネット検索はせずにその歯科医院に行くかもしれません。 しかし、歯科医院は比較的小規模であり、ビルの上層階にあったり、看板を大きく出していない歯科医院は認知されていないことも多いです。 「看板や口コミで名前は聞いたことがあったけれど、具体的な場所がわからない」という人に来てもらうためにも、ホームページは重要な役割を果たします。

治療内容の紹介

歯科医院といっても、虫歯の治療や歯周病の治療、インプラントや矯正、小児歯科など、治療内容は多岐に渡ります。 ホームページに治療内容が明記されていれば、患者さん自身が自分の症状でこの歯科医院に行っても大丈夫かどうかを知ることができます。 最近は痛みの少ない治療に力を入れている歯科医院もあり、痛みの少ない治療を希望する方へ具体的な治療内容を伝える役割も果たしてくれます。

歯科医院の雰囲気の発信

誰でも初めていく場所には不安を感じるもの。 たとえ通りに面していて医院の中まで良く見えるような作りになっていたとしても、実際に治療を行う歯科医師や衛生士がどんな人なのかわからず、患者さんが来院しづらいケースもあります。 ホームページで医院の雰囲気や歯科医師、衛生士の顔や雰囲気が事前に伝えることで、来院・治療に対する不安や恐怖を事前に取り払うことができます。

歯科医院のホームページの具体的な内容

ホームページには先述したような役割があるものの、作成さえすれば患者さんが来るというわけではありません。 ここでは、歯科医院がホームページに載せるべき具体的な内容を紹介します。

住所や診察時間

歯科医院についてネット検索を行う人は、歯科医院に行きたいと思って検索している人がほとんどです。 まずは医院の基本的な情報である住所や診療時間は必ず掲載しましょう。 駅近であったり、駐車場を完備していたり、土日も開院しているなどといった、他の医院よりもアドバンテージがある場合はわかりやすく記載します。

歯科医院の治療方針

ホームページは歯科医院の自己紹介を兼ねているため、医院の治療方針や理念を紹介するページも必ず作りましょう。 その医院がどのような姿勢で患者さんと向き合っているのか事前に分かれば、初診の患者さんも安心して通院できます。 歯をできるだけ残す治療や痛みの少ない治療といった、患者さんに寄り添った治療をしていることをアピールできると、患者さんへいい印象を与えられます。

院長やスタッフの紹介

開業医は誰でも「このような治療がしたい」という目的を持って医院を開業しているはずです。 ぜひその想いをホームページ上に記載して、未来の患者さんに伝えましょう。 院内の雰囲気が伝わるようスタッフにも協力してもらい、できればスタッフの紹介もすることをおすすめします。

ソフトな情報を提供するブログ

親しみやすさをアピールするためにブログを活用するのも手です。 地域に密着している歯科医院として、近くのグルメ情報などを乗せて親近感を持ってもらうようにしている歯科もあります。 そのほかにも、患者さんからのアンケートや講習などで新たに学んだ情報、スタッフによる院長へのインタビューを掲載するなどしている医院もあります。 歯科医院を身近に感じてもらうためのツールとして、ブログを活用することをおすすめします。

歯科医院のホームページの費用・価格相場

ホームページは自作した場合と、制作会社に依頼する場合で価格は大きく異なります。

制作会社に依頼した場合

ホームページのデザインや制作会社によって費用は大きく異なりますが、平均して初期費用は60万円前後となることが多いです。 ただし、ホームページを作ってその費用を支払えば終わりというわけではなく、ホームページの更新費など毎月支払う費用も発生します。 ホームページは特に決まったフォーマットなどがあるわけではなく、依頼者に合わせてオーダーメイドで作成しているため、高額になってしまう傾向があります。

自作した場合

簡易的なホームページであれば、特別なスキルがなくてもインターネットで調べたり書籍を読めば、自作することができます。 しかし、歯科医院のホームページを自作することは、実はあまりおすすめではありません。 ●見る側の立場に立って作るのは難しい ホームページを自作すると、どうしても自分の盛り込みたい情報ばかりになってしまい、ホームページに訪れた人がどのような情報を求めているか、どのような動線でサイト内を見ているかを考えずに作ってしまいがちです。 検索に引っかかりやすくするためのSEO対策も、プロが作ったサイトと素人が作ったサイトでは効果は大きく変わってきてしまいます。 ●手間がかかる ほとんどの人がスマートフォンを持っている現在、歯科医院においてもスマホ対応サイトはあるに越したことはありません。 しかし、パソコン用サイトとスマホ対応サイトの両方を自作するのはとても大変なことです。 その他にも、検索順位を上げるためのホームページの定期的な加筆など、運営していくことにも手間がかかります。 ホームページの更新などを行う事務専門のスタッフがいない場合、院長が通常の診療もしながら定期的に内容を更新していかなければならないのはなかなか面倒です。 ●広告規制がある 歯科医院のホームページが他の業界と大きく異なる点は、薬事法による広告規制が存在するという点です。 そのため、記載してはいけない文言が多くあり、他の飲食店やスーパーのような自由な広告宣伝ができません。 これを知らずにホームページを作ってしまうと、罰則を受ける可能性もあるため、プロに任せる方が安心だと言えます。

歯科医院のホームページ作成のメリット

どの業界でもホームページを設けている昨今、歯科医院がホームページを作ることのメリットを紹介します。

安心感を与える

歯科医院だけでなく、美容院やランチの店、ヨガ教室など、初めていく場所には不安を感じるもの。 ホームページがあることで、事前にそこがどのような場所なのかを調べることができ、安心して向かうことができます。

集客(集患)につながる

ホームページを見て歯科医院に来る患者さんは、その地域に引っ越してきてまもない方や、急な痛みが出た方、初めての症状で困っている方など、ほとんどが初診の患者さん(かかりつけの歯科医師がいない方)であると言えるでしょう。 そのような方に来てもらうには、歯科医院選択の情報源としてホームページが重要な役割を果たします。 内容が充実したホームページを設けることで、集患につなげることができます。

まとめ

歯科医院にとってホームページは自己紹介のためのツールであり、集患の役に立つツールでもあります。 多くの人がインターネットで情報を収集している今、ホームページのない歯科医院は患者さんにとっては不親切に思われかねません。 これからの歯科医院にとって、ホームページがうまく活用できるかどうかは重要なポイントです。 予算に合わせて、自院にあったホームページを作成することをおすすめします。