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臨床情報

CR充填 デモンストレーション臼歯部2級窩洞編

CR充填 デモンストレーション臼歯部2級窩洞編
CR充填 デモンストレーション臼歯部2級窩洞編
コンポジットレジンやボンディング材の物性向上、関連器材の充実によりコンポジットレジン直接修復の適応範囲が広がってきている。
しかし、それらを正しく使用しなければ満足のいく結果は得られない。
本動画では、臼歯部の隣接面う蝕に対する2級修復を成功に導くため、次の4つのポイントを中心に解説させて頂く。
1.使用する3Dマトリックスの形状を意識した隣接面部窩洞形成
2.リングタイプリテーナー適合による歯間離開効果
3.咬合面方向からの照射光強度減衰を意識した照射時間延長
4.3層積層充填操作による重合収縮応力緩和と審美的色調再現

●窩洞形成

説明:トータル2分16秒 ①コンポジットレジンを想定した窩洞形成のコツ(最初~43秒) ②隣接面へのマトリックスバンドの装着(43秒~1分14秒) ③リテーナーおよびウェッジの装着(1分14秒~最後)

●接着操作

説明:トータル1分41秒 ④窩洞に対しての接着操作~プライマー処理(最初~40秒) ⑤窩洞に対しての接着操作~ボンディング処理(40秒~51秒) ⑥光照射に関しての注意点(51秒~最後)

●レジン充填

説明:トータル5分38秒 ⑦マトリックスと歯肉側窩縁との接合部、窩底部に対するフロアブルコンポジットレジン充填(最初~29秒) ⑧隣接面部分へのフロアブルコンポジットレジン充填(29秒~1分41秒) ⑨象牙質相当部へのフロアブルコンポジットレジン充填(1分41秒~2分49秒) ⑩超低粘度のフロアブルコンポジットレジンを用いた口蓋側機能咬頭の充填(2分49秒~4分2秒) ⑪ペーストタイプのコンポジットレジンを用いた充填(4分2秒~最後)

●咬合面形態付与、マトリックスの撤去

説明:トータル2分56秒 ⑫咬合面小窩裂溝の形態付与(最初~1分18秒) ⑬最終光照射(1分18秒~1分54秒) ⑭マトリックスの撤去(1分54秒~最後) <ラバーダム & CR充填について臨床動画で解説> ラバーダムを使った臨床(左下顎第一大臼歯) CR充填デモンストレーション臼歯部2級窩洞編 CR充填デモンストレーション4級窩洞編

著者田代浩史

田代歯科医院 院長
国立大学法人 東京医科歯科大学
非常勤講師 (齲蝕制御学)

略歴
1999年(平成11年)
東京医科歯科大学歯学部 卒業
2003年(平成15年)
東京医科歯科大学大学院 修了
2003年~
田代歯科医院(浜松市)
2007年~
国立大学法人 東京医科歯科大学 非常勤講師 (齲蝕制御学)
2013年~
DIRECT RESTORATION ACADEMY OF COMPOSITE RESIN 主宰
2015年~
福岡歯科大学 非常勤講師
著書
2015年5月
宮崎真至 編著・田代浩史 他 「 わかる!できる! コンポジットレジン修復 」医歯薬出版株式会社
2015年6月
田代浩史 著「 コンポジットレジン修復の発想転換 」医歯薬出版株式会社
2015年7月
宮崎真至 編集・田代浩史 他 「 コンポジットレジン修復のベーシック&トレンド 」デンタルダイヤモンド社
2016年3月
田代浩史・田上順次 著「 NEXT ! コンポジットレジン修復 」医学評論社

・治療コンセプト

小児から成人まで年齢に合わせた予防歯科プログラムを設定し、8人の歯科衛生士を中心に健康的な口腔内環境を維持管理するシステムを構築しています。
また、基本的な治療方針として残存歯の可及的保存を優先し、前歯部にはコンポジットレジン修復を活用したMI治療、臼歯部にはインプラント治療を活用した自立型の補綴治療を中心に治療計画を立案し、患者説明しています。
特にコンポジットレジンによる接着修復の応用範囲拡大を医院のテーマとして設定し、既成概念に囚われない発想で低侵襲の審美修復を提供できる医院体制を準備しています。
コンポジットレジン修復の積極活用により、修復自体の長期経過だけではなく歯の長期保存を重視する修復も可能となると考えます。
現代の患者の治療方針に対する志向は、健全歯質温存にこそ最大価値を意識する傾向へと変化しており、精密で高価なセラミックス補綴物の装着による高審美性の追求よりも、健全歯牙へのコンポジットレジン接着修復による低侵襲な歯冠形態修正にこそ患者共感が得られる場合も多いと考えます。
患者の健康投資への選択肢として「 コンポジットレジン直接修復 」を積極的に示す準備が必要であると考え、健全歯牙温存と審美性改善とが両立した接着修復を中心とした治療体制の確立を目指しています。

田代浩史

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