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規格性のある口腔内写真を撮ろう【1】
はじめに

2019/4/8 デンタル〇〇デザイン

皆さん、こんにちは。

大分県佐伯市で開業しています、須呂剛士です。

早速ですが、皆様が勤務する歯科医院や歯科診療所では、「口腔内写真」を撮っていますか?
写真は撮っているけれども、「規格写真を撮る」ということにこだわっていない先生方もいらっしゃると思います。

口腔内写真は、文字や数字では記録できない情報を保存でき、質の高い診断や治療、再評価やメインテナンスを行うにあたって必要不可欠であると言っても過言ではありません。
しかし、撮影された写真がつねに一定の条件を満たした、つまり「規格性」をともなったものでなければ、診断や再評価をするうえでの資料として活用することができません。
ところが、規格性のある口腔内写真の撮影を難しいと感じておられる歯科医師やスタッフの方が多いのも事実です。

一方、患者さんにとって口腔内の写真を撮影されるということは、けっしてここちよい経験ではありませんので、口腔内写真の必要性を十分理解していただいたうえで、手早い撮影が求められます。

私は、せっかく撮影するのであれば、規格性のある写真を撮りたいと思い、大学卒業以来、試行錯誤を続けてきました。
そんな私の経験から得られた、ほんのわずかな知識やコツのようなものを折に触れて発表していたところ、それが出版社の方の目に留まり、昨年、『成功例・失敗例で学ぶ 規格性のある口腔内写真撮影講座』(クインテッセンス出版)という書籍の形に実を結びました。


【図1】

本書は、規格写真を撮影するために必要なカメラや写真撮影の基礎知識から口角鈎やミラーの選び方、撮影姿勢、実際の部位別撮影法、シェードテイキングのための写真撮影などについて、コ・デンタルスタッフの方が読んでも理解しやすいようにまとめたつもりです。


【図2】

ただやみくもに撮影していても上達はおぼつかないものです。
上達するためには、写真撮影に関する最小限の知識をもち、規格撮影の可能なカメラシステムを揃え、規格性のある写真とはどのようなものなのかを知り、撮影のためのちょっとした技術的なコツを習得するだけで、見違えるような規格写真を撮影することができるようになります。

本コラムでは、「規格性のある口腔内写真を撮ろう」と題して、規格写真撮影に関する"アレコレ"を紹介していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

図1
筆者が執筆した書籍『成功例・失敗例で学ぶ 規格性のある口腔内写真撮影講座』(クインテッセンス出版)。

図2
規格性のある5枚組の口腔内写真。『成功例・失敗例で学ぶ 規格性のある口腔内写真撮影講座』より。