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規格性のある口腔内写真を撮ろう
【5】ミラー撮影のコツ・側方面観編

2019/5/29 デンタル〇〇デザイン

口腔内の規格撮影をする時に避けて通れないのがミラーを使った撮影です。苦手意識をもっておられる人も多いようですが、ミラー撮影にはコツがあり、どの撮影部位にも共通の2つのポイントを理解すれば、意外と簡単に規格性のとれた写真を撮影できるようになります。そこで、今回は側方面観撮影でミラー使いのコツを解説します。

ミラー撮影のコツ・その①「ミラー後縁を歯列から離す」

図1 a,b ミラー後縁を歯列から離すと、実際の被写体が写真に写り込むことを回避できる。 ミラー後縁が歯列に近いと、図1aのように実際の歯列が写り込んでしまいます。したがって、図1bのようにミラー後縁を歯列から離すことで、実際の被写体の写り込みを回避します。

ミラー撮影のコツ・その②「ミラーと歯列の角度を大きく」

図2 a~c ミラーと歯列の角度が小さい場合の写真例。 側方面観の写真では、可能な限り頬側面を正面から捉えた撮影をしたいのですが、ミラーと歯列の角度(図2aの角度α)が小さいと、図2bのように前方から斜めに撮影された写真となってしまいます。そこで、ミラーの角度がそのままで、カメラの向きだけを変えて(模式図のb→c)頬側面を正面から捉えて撮影しようとすると、図2cのように実際の被写体が写り込んでしまいます。 図3 a,b ミラーと歯列の角度が大きい場合の写真例。 したがって、図3aのようにミラーと歯列の角度を大きくすることで、実際の被写体の写り込みを防ぎつつ、頬側面をほぼ正面から撮影でき、ピントも全体に合いやすくなります。 図4 ミラー後縁を歯列から離し、歯列とミラーの角度は大きくとる。 側方面観のミラー撮影をまとめると、図4のようになります。まずはミラー後縁を歯列から離し(①)、歯列とミラーの角度を可能な限り大きくとり(②)、被写体が写り込まないギリギリの角度で頬側面を正面から撮影します(③)。このとき、ミラーにカメラを直角に向けようとしすぎると、実際の犬歯付近が写り込んでしまうので注意しましょう。